執筆者 西村 | 2024年11月07日 | 雑記帳
日本では古来から「農事暦」と言う「月の星座」を示した暦を使用していました。これは、一年を12星座にあてはめる太陽星座に対して、ひと月に12星座をあてはめたものです。2〜3日が一つの星座にあたります。月は潮の満ち引きを作り出し、海の流れを活発にします。と同時に70%が水分で出来ている私達人間に対しても大きな影響を与えます。満月の夜には出産率が高くなることはよく知られています。英語で狂気を意味する言葉「ルナティックLunatic」は月を表すラテン語のルナから来ているように、満月は人間を興奮させるようです。マヤ暦では7月26日から新年が始ま...
執筆者 西村 | 2024年10月24日 | 雑記帳
日本を代表する小説家、司馬遼太郎氏が歴史小説を書き始めたキッカケがとても素晴らしいと思いました。司馬氏が従軍していたある日、彼は日本軍の戦車をヤスリで削ってみたそうです。そしたら、簡単に戦車に傷がつきました。その時彼は「こんな戦車を作っているようでは日本軍は必ず負ける。」と確信したそうです。その後司馬さんが上官にこんな質問をします。「空襲から逃れて東京からやってくる民間人と、東京へ向かう我々戦車部隊が街道で鉢合わせしたらどうしますか?」上官は暫く考えて「ひき殺して進め」と言ったそうです。この一言で司馬氏は軍部への不信感を決定的なものに...
執筆者 西村 | 2024年10月23日 | カウンセリング
「人生は糾える縄の如し」とはよく言ったもので、幸不幸は波のように交互にやって来るようです。私もそうですが、人は誰しも「幸福なことばかり続けば良い」と思いがちですが、幸福な事ばかり続いていたら、きっと幸福に鈍感になり、側から見れば幸せな事も、その人にとっては何も幸せを感じなくなってしまうことでしょう。そうなったらある意味不幸の始まりかも知れません。幸せの麻痺状態の人にとっては、人生は味気なくつまらないものとなってしまいます。やることなすこと上手く行けば、それはそれで楽しい人生かも知れませんが、そんな人生を映画にしたらきっと観客は見にきて...
執筆者 西村 | 2024年10月12日 | カウンセリング
世の中には他人に対して依存させることでお金儲けをしているビジネスが案外と多いようです。依存させることは別に悪い事ではないかもしれませんが、例えば、占い師、霊能力者と言われる人達は「〇〇しなければ、✖️✖️になりますよ。」と脅すようにして、人生の問題について自分で決断させる事を辞めさせ、依存させたりします。自分で物事の決断をしなくなると、相談者はそうした輩に心ならずも依存するようになってきます。何を決めるにも占い師に頼ったりするようになり、占い師もそれで儲けようとします。 これでは...
執筆者 西村 | 2024年10月05日 | カウンセリング
人は本当に悲しい時には涙が溢れないようです。それは「この悲しみをどう捉えたら良いのかが処理しきれず、思考が停止しているから。」だと言われています。しかし思考が停止していても、何故か目から涙が出て止まらない事もあります。自分の感情とは裏腹に、涙が溢れて来ることがあります。この現象は悲しみの時だけではなく、感動した時にも同じです。「涙は心の汗」と言った方もおられましたが、私は「涙こそ、心の鏡を綺麗にしてくれる水拭きの為に流れてくる水」と捉えております。仏教では、こうした心の汚れを取り祓ってくれる水の事を法雨と言っています。悲しみの時に溢れ...