祭り

祭り

各地で夏祭りが模様され、花火も沢山打ち上げられる季節になりました。祭りは元々、神様への奉納式が発端となっています。能や舞も予祝奉納と言って「豊作になる様に先に神様に感謝を伝える」ことを目的に行われて来ました。また祭りの開催を沢山の人達で喜び合うことで「嫌なことを忘れる」「マイナスのパワーを取り払う」と言う意味もあるそうです。例えば友達みんなで楽しくお喋りしていた所へ、ある人物がやって来たら空気が一変したと言うご経験が誰しにもあるかと思います。悩み苦しんでボロボロの人がやってきた時に、それまで明るかった場の空気が一気に淀んでしまう事もあ...
感謝祭

感謝祭

2024年5月24日に田島和子さんの生前葬を企画させていただきました。今回の生前葬では和子さんのご厚意により、どなたにでも参加していただける「オープンな生前葬」として開催しました。「じめじめとした感じの生前葬は嫌だから明るい感じで開催したい」と言う和子さんのお気持ちを汲み取り、「感謝祭」と銘打って開かせていただきました。和子さんのお人柄で遠方よりお越しいただき大変楽しいパーティーとなりました。この模様をテレビ局の方々が取材に来て下さり、この動画のように上手に編集してくださいました。「生前葬ってどんなことをやるの?」「どんな人がやるの?...
大関和

大関和

「日本初の看護婦」「明治のナイチンゲール」と言われた大関和(おおぜきちか)さんをご存知でしょうか。私もある人から紹介されるまで恥ずかしながら名前すら知りませんでした。彼女は幕末に黒羽藩(今の栃木県大田原市付近)の家老の娘として生まれました。明治維新によって没落した一家は縁戚を頼って上京します。その後縁あって結婚し、子供達も生まれましたが、彼女はキリスト教の教師から看護の大切さを知り、シングルマザーとなっていたにも関わらず看護学校に通い勉強を始めました。彼女の仕事ぶりは「正しと信ずるところにはいささかの躊躇もなく、言うよりも早く実行する...
貰うより

貰うより

クリスマスの時を想像して貰っても良いし、大切な人の誕生日の事を思い出して貰っても良いかも知れませんが・・・あなたは今プレゼントを大事な人に渡そうとしているとします。きっとプレゼントを貰う人が、喜んでくれる事を想像してワクワクしている筈です。この時のドキドキ感はジェットコースターの時のドキドキとは明らかに違うはずです。ジェットコースターは恐怖からのドキドキですが、プレゼントを差し出す時は「相手が喜んでくれるかどうかの不安が期待が入り混じった感覚」でしょう。でも、自分の気持ちよりは相手を想う気持ちに傾いています。それではプレゼントを貰う側...
ありがとう、ごめんね

ありがとう、ごめんね

他人から何かしていただいたら「ありがとう」と感謝を込めて言葉にする。他人に嫌な事をしてしまったら「ごめんね」と素直に謝る。こんなに単純な事なのに、いつの間にか出来なくてなっている自分を発見します。親たちは、子供達に「ありがとうを言いなさい」と言うのに、自分は店員さんにすら「ありがとう。助かったよ。」が言えなくなっています。「こんな事しちゃダメでしょ!謝りなさい!」と子供達には言うくせに、プライドが邪魔して「ごめんなさい」が言えず疎遠になって、それっきりのお友達。ありがとうは感謝の言葉。ごめんねは反省の気持ち。感謝と反省は何歳になっても...