貴族性

貴族性

私も若い頃は「遊んで暮らせたらどんなに良いか」と妄想に耽った事もありました。でも本当に遊んでいても、なに不自由なく暮らせたら「きっと退屈だろうな」と思ったりもしました。貴族の様に暮らせたら「きっと優雅でお金にあくせくしない生き方が出来るのだろう」と憧れたとしても、実際のところ貴族であっても仕事をしている方はシッカリと仕事こなしていました。「やはり人間は仕事をせずにはいられない」と言う遺伝子を持っているからかも知れません。容姿や才能に秀でた特性を持っている人達が、「自分は特別だ」と言う貴族性を持つ事は仕方がない事かもしれませんが、その神...
恩

私達はたくさんの人の努力と優しさの上で、生かされています。自分で、空気も水も電気も家も車も布団もご飯も歯ブラシも作っていません。誰かが作ってくれたものを利用させて貰い、生活をしております。それ故に子供の頃から「感謝の想いが大切ですよ」と教えられるわけです。言い換えてみれば、全てのものに対して恩義があると言っても良いでしょう。その恩に報いる為に、感謝し大切に使わせていただき、またお返しをしていく。こうした想いが本当の意味でのリサイクルなのかも知れません。掛け外のない地球に対しても「与えられたら、お返しをする」当たり前のことではありますが...
ゴマカシ

ゴマカシ

人は誰でも二面性を持っていると言われます。いわゆる「陰と陽」的な考え方ですが、そこに人間特有なゴマカシが入って来る場合があるので、そんなに「白と黒」のように単純に分けられないのが私達の「想い」です。心が落ち込んでいるのに明るく振る舞ったり、心は喜んでいるのに周りに遠慮してちょっと控えめにガッツポーズをとったり…でも一番良くないのは自分の心を誤魔化すこと。本当は差別主義なのに上辺を取り繕い、口だけは民主主義を装うような輩には気をつけなければいけません。その人の本質を掴むには、眼で見るだけでは足りません。心の目である「直感力」がどうしても...
同類

同類

よく「群れたがる」人達がいます。「〇〇同好会」とか「〇〇研究会」とかで仲間を増やして楽しんでいる分には良いのですが、その内に「あそこの〇〇の会は、うちらに比べてダメだよね」とか言い始めて、他の集まりを非難批評始めると、もうその集団は末期を迎えているのかも知れません。中には、そうした集まりに限界を感じて、そこから離れようとすると「あゝ辞めちゃうんだ。どうなっても知らないよ。後悔しないようにね。」なんて脅しめいた事を言ってくる団体もあります。こうなるとその組織は、かなり崩壊への道に向かっていると言わざるを得ません。「来るもの拒まず、去るも...
血統

血統

私達という存在は、ご先祖様がいらっしゃらなければこの世に居ない、ある意味奇跡に近い存在です。ご先祖様の誰か一人でも居なかったら、生まれてくる事が出来なかった私達なので血統はとても大切です。でも血統や家系ばかりを自慢して、自分自身を底上げして見せている様ではご先祖様が泣いてしまいます。先代よりも立派になってくれる可能性のあるからこそ、先代達は子供に教養や教育を与えます。あまり血の繋がり、血統ばかりを重視すると人は差別的になり、自分の気に入らない人たちやライバル達を血筋や身分で落とそうとする卑怯な人間に成り下がってしまいます。血統、血筋も...