教育

教育

教育と言うと、学校教育や塾などを思い浮かべる方が多いかと思いますが、本当の意味で大切な教育は家庭内でなされる事が多いと言われております。いわゆる「家庭教育」と言う事ですが、現代においては、その家庭教育が一番なおざりにされている感が否めません。目上の人との会話の仕方(敬語の使い方)、感情の調整、言葉の選び方、生きていく上での作法、他の人の心の計り方…など、両親や家族から学ぶことは多々あったはずです。しかしながら、現在の家庭では核家族化が進み過ぎて、もはや父母と一度も目も合わさず、会話もしない一日が、何日も続いてしまう事すらあるようです。...
仕事と労働

仕事と労働

主婦の方が料理を作る場合、家族への愛情と栄養を考えて作る場合は仕事(work)と言えますが、ただ単に有り合わせの材料で、動物の餌でも作るかのようになされた料理は労働(labor)になってしまうのかもしれません。「料理を作る」と言う行為についての外見的な違いはありませんが、その奥にある「心の在り方」で「仕事」なのか「労働」なのかに分かれてくるという事になります。生活するために、どうしても避けられない働きは「労働」と言い、自分の働きによって、世の中にどれだけのプラスアルファを生み出せるかが問われる働きを「仕事」と呼ぶのではないでしょうか。...
磊落豪勇

磊落豪勇

聡明才弁(頭が良く回転し、弁が立つこと)は10、20代の若いうちに目指すべき姿ですが、30代になってきたら、磊落豪勇(らいらくごうゆう)を目指すべきと言われております。若いうちはミスをしない地頭を努力して創りますが、あまり行きすぎると自分のミスを怖がり、他人の失敗を疎む器の小さな人間になってしまいます。そうならない為にも、「たとえ失敗しても、自分に任せとけ。何とかなるさ」のような楽観主義的な性格が、人の上に立つリーダーとして求められてきます。従って、30代までにリーダーとしての成長を目指すのならば、聡明才弁から磊落豪勇へのステップアッ...
平常心

平常心

私たちの心は常に揺れ動いています。悲しい事が起きれば心が落ち込み、苦しい事が起きれば千々に乱れます。嬉しい事、喜ばしい事があれば、心が躍ります。心を乱し、怒りや不平不満をぶち撒けている人を見ると、嫌な気持ちになりますが、自分が同じような立場に立った時には周りは見えなくなってしまいます。洪水の中で揺れる木の葉舟のように、波の大きさに翻弄される事なく、悲しみは小さく捉え、喜びの時には有頂天にならない平常心が私達の人格を成長させてくれます。「いつでも平静でいたい。冷静に判断したい。いつも淡々と精進する自分でありたい。」そう思っていれば、そう...
向上心

向上心

皆様、あけましておめでとうございます。2024年も皆様にとって実り多き素晴らしい一年となりますよう心から祈念申し上げます。さて、人は安易な成功に満足しやいものです。「そんなに大成功を求めてはいないので、ちょうどこの位が私には分相応だ」確かに「足ることを知る」と言う事も大切ではありますが、一歩間違うと向上心の無い、覇気のない「この程度の人間だから仕方がない」そんな気持ちになってしまいます。本当はもっと頑張れない事は無いけれど「汗水流して必死に頑張っているのはカッコ悪い」そんな思いはありませんか?そんな気持ちに私も何度もなりましたし、それ...