多様性

多様性

人は価値観の多様性を認めることが出来ると、他人に対して寛容になれると言います。自分は時間に厳しいからと言って、子供達にその価値観を押し付けた場合、そこに不幸が生まれる場合があります。「時間はちゃんと守りなさい。私は小さい頃から時間だけはしっかり守れる子供だったのよ。だからあなたも起きる時間、勉強の時間、寝る時間はきちんとしましょうね。」こうして子供の教育と言って、自分の価値観を子供たちに押し付けたりしているのは私だけではないかと思います。例え自分の子供であっても、人格は別個の人間です。才能も違えば価値観も異なります。ある子は勉強は出来...
幸福な人

幸福な人

真に幸福な人は、あまり自分ことを考えていないようです。どんな時も「あの人はどうなったかな?」「幸せに暮らしているかな?」などと他人のことばかり考えています。夜寝る時になってはじめて「今日、そう言えば自分のことは考えていなかったな」と思うような人は「幸せな人」です。「いやいや、自分のことを考えられないなんて、そっちの方が不幸せでしょ?」と言う言葉が返って来そうですが、実際自分のことばかり考えている人で「こころが穏やかな人」を私は見たことがありません。自分の幸せばかり一日中考えている人は、大抵はイライラしたり、焦っていたり、バタバタしてい...
成長

成長

誰しも何らかの悩みを抱えて生きています。しかしながら、その悩みの大半は、地球上の誰かが経験してきた事であり、解決してきたことが大半です。と言うことは、解決できない悩みは殆ど存在しないと言うことになります。自分にとっては大きな悩みであっても、ある人にとっては取るに足らない悩みである可能性もあり、既に解決してきた悩みである場合も多いのです。同じ悩みでも、ある人にとっては人生最大の悩みとなり、ある人にとっては数秒で解決してしまう悩み。この違いは何処にあるのでしょうか。私はその人の「人間的成長の違い」とあると考えております。人よりも高い所に立...
問題児

問題児

どんな学校でも、どんな組織にも「問題児」或いは「問題になる人」と言う方は必ず居るものです。言ってみれば、他の方達からすると彼らは異端視扱いされる訳ですが、組織の成長において彼らは大きな役割を担う事もあります。こうした問題児は、他の人達と視点や行動が異なるため、マンネリ化した仕事内容やルールを一変させるような思わぬ良い結果をもたらす事もあります。良い結果をもたらさないようであれば、ただの異端児になってしまいますが、その組織にプラスとなる何かを残したとしたら、彼らは英雄扱いされるわけです。従って、組織に従順な人には決して出来ない「組織の壁...
復元力

復元力

どこの会社や組織でも、最初のうちは失敗もするし、叱られもします。しかし、叱られたくらいでずっと落ち込んでいては、先々真っ暗な道しか見えてきません。出るたびに打たれる杭のように、その時は打たれて沈むのだけれど、また復活してくるような人物でなければ、厳しい人生を歩むことは中々困難になってしまいます。打たれて大人しくなるような人は、最初から「自分は人に使われるタイプ」と思って「部下道」に徹することが良いかもしれません。別に使われる人が悪いのではなく、「そうした性分なのだから仕方ない」と思えば腹も立たないし、他人と比べていちいち落ち込まなくて...