執筆者 西村 | 2023年09月01日 | 雑記帳
自分を成長させる為に高い理想像を持つことは良いこととされています。しかし、それが周りから見て増上慢の様な姿になってしまっていたら、周りの人に嫌われ、孤高の人となってしまいます。高い山も、余りにも高くなって頂上が尖ってしまうと、人も登らない山となってしまう様に、やはりただ高く尖るだけでなく、裾野も広げて行けば緩やかでなだらかな、誰でも登山できる山となります。この裾野を広げる行為が「愛の器」を広げる行為と同じになるように思います。「自分の理想は高いけれど、今日はどれだけ周りの人に気を使い、愛を与える方が出来たか?」を、毎日自問自答していれ...
執筆者 西村 | 2023年08月31日 | 雑記帳
ストイックな方の中には「自分に厳しく他人には優しく」をモットーのようにして生きておられる方もいらっしゃる事と思います。ですが、自己犠牲の上に成り立つ社会では健全な発展繁栄は望めません。何故なら、世界人類全ての人がストイックになってしまったらどうなるかを想像すれば、ご理解いただけるかと思います。自己犠牲は「緩慢な自殺行為」でもあるから、世界中の人々がそんな気持ちで暮らしていたら、世界から戦争や争いは亡くなる代わりに、少しずつ滅亡へ向かって行く事でしょう。自分を甘えかせてばっかりではダメな人間になってしまうように、他の人を甘えかせてばかり...
執筆者 西村 | 2023年08月30日 | カウンセリング
世の中には、「優しさの罠」に引っかかってしまっている方も多いようです。例えば「自分だけ幸せになるのは良くないことではないのか」「周りの人が苦しんでいるのに自分だけこんなに幸福で良いのか」と考えてしまう優しい人がいらっしゃいます。「自分が幸福になると、その分誰かが不幸になる」そんな考え方をする人もいらっしゃいますが、それこそが「優しさの罠」にハマっている状態です。「自分の幸福の火を、他の人の蝋燭に移してあげて行く事も優しさ」と思えれば、蝋燭の火が他の蝋燭に移ったからと言って減らないように、幸福も減って行くことはありません。だから、もっと...
執筆者 西村 | 2023年08月29日 | カウンセリング, 雑記帳
不安と言うものにもプラスのものとマイナスのものがある様です。マイナスのものとしては、現在只今に対する不安と言うよりは、将来に対する漠然とした不安が大半を占めます。いわゆる取越苦労と言われる不安ですが、これはマイナス思考になりがちです。「あんなことが起きたら嫌だなあ」とか「病気や事故にあって死んでしまうんではないか」とか、99%起きる可能性がない事であっても、未来の事は分からないのでマイナス的な気持ちになってしまう事もあります。プラスの方としては、悪い事が起きないように「事前に創意工夫を凝らして対応しておく」など不安材料を梃子にして、プ...
執筆者 西村 | 2023年08月28日 | カウンセリング, 雑記帳
疑問と猜疑心は似ているところがありますが、その結果については正反対になる事が多いようです。疑問は「何故そうなるのだろう?どうしてこうなるのだろう?」と探究心や向上心の元になる場合が多いですが、猜疑心は、過去の騙された経験や辛い目に遭った出来事から自分を守る為に、疑う心が芽生え肥大して現れてしまいます。従って猜疑心にはネガティブな想いがあるので「他人を活かす思い」や「積極的になって行こう」と言う考えが生まれてきません。新しい人に出会っても、猜疑心があると自分を護る事しか考えないので、積極的な交流は心から出来ないので、折角の幸福チャンスも...