太陽

太陽

どんな時であっても、太陽は東から昇り、西に沈みます。厚い雲に覆われて私たちの目には映らなくても、太陽は雲の後ろで輝いています。こうした太陽に対して、ご先祖様は太陽に両手を合わせ拝んでおりました。私の祖母も何かブツブツ言いながら、太陽に手を合わせておりました。ある時、祖母に「なんて言って太陽を拝んでいるの?」と聞いてみると「今日も天地の恵を感謝します。神様の慈悲の想いが、あまねく地上を照らしますように。皆んなが幸せになりますように。と言っているんだよ。」と言って、私の手を握りさすってくれました。その時の祖母の手の温もりと優しい笑顔は今も...