おつかれさま

おつかれさま

稲盛和夫さんの塾では「お疲れ様ではなく、お元気様」を厳守していたと聞いたことがあります。これは「お疲れ様」の「お疲れ」が、否定的なイメージに感じる事から来ているからかも知れません。先ず最初にお伝えしなければならないのは、漢字は外来語なので、同じ発音をしている言葉を区別するために、漢字を当てたと言う歴史的事実があると言う事を誓いしておかなければいけないと思います。一休和尚の話にも出て来ましたが、「このはし、渡るべからず」と看板がある橋を、どうやって渡るのかが逸話にもなりました。「はし」を橋と捉えるか、端と捉えるかが、このトンチの答えとな...
大切な人のことを本当に考えているなら

大切な人のことを本当に考えているなら

私の知り合いでラーメン屋さんを経営している方がおります。彼はお客様への挨拶をとても大切にしております。なぜなら彼には悲しい思い出があるからです。彼は中学3年生の時に、お父さんを交通事故で亡くしています。その交通事故があった日の朝、彼はお父さんと些細なことで口論してしまい、いつもなら欠かさず出かける時にお父さんに「いってらっしゃい!」と声を掛けるのに、怒っていたので声を掛けませんでした。いつもなら「ただいま!」と帰ってくるはずのお父さんは、その日以来帰って来ません・・・だから彼はお客様に、一期一会の思いで、お一人お一人に丁寧に挨拶するこ...