外国人

外国人

30年前の頃と比べると、長期滞在の外国の方がとても増えたと感覚的に感じます。厚生労働省の発表によると令和5年10月の時点で、全国で外国人労働者は200万人を超えているとのこと。日本の出生数は70万人程度なので、3倍近くの方々が働いている事になります。「日本人国籍を持つ人がどれだけ増えたか?」と言う事だけを考えると、日本と言う船の上の人数は減っているような感覚に陥りますが、それは乗組員だけの人数を数えているからですね。日本号と言う船にはお客様も乗っているのだと思えば、200万人の外国の方が「日本を楽しんでくれているかどうか?」が大切な事...
銃

先日もトランプ元大統領が撃たれ、幸いなことにケガで済みましたが、何処の国でも政治家は命懸けのところがあります。しかし当の撃たれたトランプ元大統領は銃規制に消極的な姿勢です。殺人の道具は多々ありますが、殺傷能力から言って銃はダントツに高いと言えるでしょう。それ故に規制について米国においてさえも昔から議論の的になっていました。日本に火縄銃が入ったのは1543年と言われておりますが、そこから複製が作成出来るまではあっという間でした。堺商人の橘家又三郎は火縄銃の製法を学び、戦国大名達に売り付けました。こうして日本は瞬く間に諸外国が恐れるの程の...
もののけ

もののけ

「もののけ」とは「物怪」「物気」とも書きます。「死霊や生霊、妖怪などの事」を言うように、あまり良い意味には使われていませんが、本来の「もののけ」の意味は「物に付いた念い」の事を指します。従って、良くない念いが人につけば呪いとか憑依とかになる訳ですし、物につけば呪物になったりします。その逆に良い念いがつけば、祝福や祝物になる訳です。そうした念いの込められた物は特別なものかと言うとそうでもなく、皆さまでも様々な場面で既に経験した事もあるかと思います。例えば「ラブレター」。恋文には、送り側の愛が沢山込められています。それ故に受け取った瞬間か...
言葉の選び方

言葉の選び方

人を元気にさせる事も傷つけることも、言葉一つで出来てしまいます。それだけに「言葉は怖い」と思ってしまいますが、だからと言って出来るだけ喋らないでいたり、他人と接する時間を減らしたりするのは、違う様な気がします。他人と会話することがそもそも悪い事であれば、神様は言葉を人間に与えなかったでしょうし、動物たちと変わらない生活で良かった事でしょう。動物達と人間の決定的違いは「言葉を話すかどうか」にあるのであって、だからこそこうして命をいつ奪われる恐怖もなく、幸せな生活を営むことも出来ているのでしょう。そうであっても時に、言葉が他人を傷つけてし...
花火

花火

今年も各地で花火が沢山上がっている事でしょう。コロナ禍では花火まで自粛され、子供達の夏休みの日記や想い出からも消えてしまった時期がありました。本来、花火は亡くなった方々への慰霊の意味もあるので、コロナ禍ならば尚更花火を上げた方が良いのに…と私は勝手ながら思っておりました。以前知り合いの花火工場に入らせていただいた事があるのですが、それはそれは入るまでは勿論のこと、入ってからも厳重でした。何が厳重かと言いますと「静電気」です。特に乾燥している冬場はちょっとした摩擦で静電気が起きやすく、その静電気のせいで花火の材料である火薬類に引火してし...