一期一会

一期一会

「またお逢いしましょうね」と言って別れてから、何年も何十年も会っていない方はいませんか?私には数えきれないほど、お逢い出来ていない方がおります。名刺の数も10,000枚近くなって来ると、2度目がお逢い出来ない人の方が多くなって来ている気もします。数年前に一度お逢いしたきりでお話も出来ていない人がいるという事実を想っただけで、一期一会の大切さを痛感します。中には既にこの世を去ってしまって、会いたくても、連絡を取りたくても、会えない、お話も出来ない人達もいらっしゃいます。そんな時に「目の前にいる方と、もう会えないかも知れない。」そう思いな...
愛と感謝

愛と感謝

愛は与えるもの、感謝は受け取り、有り難く思うこと。簡単には説明出来ませんが、上記のように定義した時に一つの事が思い浮かんで来ます。愛が陰陽の陽だとすると感謝は陰となるでしょう。愛が太陽だとすると、感謝は月なのかも知れません。太陽に照らされて輝くのが月だとすると、私達は愛に照らされて、感謝を学ぶ存在なのかも知れません。愛は能動的であり、感謝は受動的であると考えると、口は一つ、耳は二つあるように、口は能動的、耳は受動的と考えても良いでしょう。愛と感謝は1対2。愛を受け取ったならば2倍の感謝をすることで漸く対を成すのでしょう。まるで水(H2...
イド

イド

「イド」と聞くと「井戸」を思い浮かべる方が多いかと思いますが(ある意味、関連があるかも知れません)今回はフライトの深層心理学のお話です。彼は人間の根源的エネルギー源は性的欲求であるとし、それを「リピドー」と呼びました。そのリピドーの貯蔵庫を「イド」と名付けたのです。このイドは完全に無意識下にあるため、外界との接触はありませんが「自我(エゴ)」を通して、その意識を投影することになります。しかし、自我は「如何なる行動が社会的に承認され得るのか」を学びとる力があるため「社会的に許され、尚且つイドの衝動をも充足させる」方法を選ぼうとします。そ...
落ちる人

落ちる人

世の中には自分の事を持ち上げて、他人をバカにする人が時々いますが、彼らは必ず人生の中で惨めに落ちていく時を味わいます。その時に反省すれば、また立ち直ることも出来ますが、反省出来ない場合はそこから下へと、また落ちて行きます。逆にバカにされる人ほど成長し易いと、多くの方々の相談に乗っていると心の底から思います。最初はバカにされた事を悔しがって辛い思いもしますが「何故そんな風にバカにされたのか」を考えた人は、そこから自分を変えようと進化して行きます。バカにされたことを鵜呑みにして沈んで行く人もいますが、これではバカにした人の思う壺です。「あ...
沁々

沁々

「沁々」と書いて「しみじみ」と読みます。心の中に、想いの水が沁み渡るように浸透して行くさまを、良く表している漢字ですね。本当に私達にとって大切なことは、心の中にじわじわと沁み渡るように浸透していきます。そうでない事は心の表面を滑るように流れて去って行きます。他人の悪意ある一言を、心の中に沁み渡らせてはいけません。彼らが何気なく言ったかも知れない言葉で、あなた自身の心を傷つける事は、自傷行為と同じこと。同じように、あなたの言葉で他人の心を傷付けても行けません。言葉を選んで発するのは、大人のマナーであり教養です。子供は言葉を選べません。だ...