格率

格率

格率(かくりつ)=「皆んながして良いと思われる道徳的な事柄を行うこと」つまりは「皆んなが、その行為を行う事で世の中がおかしくなるのならば、それはやってはいけない事。皆んなが真似たとしても、世の中が良くなるのならばそれは間違ってはいない。」言ってみれば、世間に広まって世の中が悪くならないならば、それは格率と言えると言うわけです。例えばあなたがどんなにお酒好きだからと言って、朝から晩まで飲む行為を、世界中の人達が同じ様にやり始めたら、それは善になるのか?悪になるのか?考えれば分かりますよね。と言うことは、「酒は場所と飲む量を考えれば許され...
働く人

働く人

誰もがやらない、誰もがやりたがらない仕事を誰かがやってくれているから、社会は回っています。皆んなに褒められ、皆んなに感謝され、お金が集まってくる人を羨ましがるのは仕方がないけれど、その人が自分のことばかり考えている人ならば、本当の意味での感謝の気持ちは集まって来ないでしょう。世の中には一見、カッコ悪くて、汚くて、誰も引き受けない、誰もやろうとしない…そんな仕事が沢山あります。でもその仕事を、ただただ黙ってし続ける人こそ「働く人」なのではないかと思います。時にはみっともないと馬鹿にされ、時には汚いと罵られようとも、誰かがやらなければなら...
優柔不断

優柔不断

「ああでもない」「こうでもない」と頭で考え過ぎて、行動に移せないのは私だけではないかと思います。この優柔不断と言う奴は曲者で、やがて心の中に疑問を発生させます。「こうして私が決断できないで迷っているのは、〇〇さんの事がそもそも信用できていないからだ。〇〇さんを本当に信用しても良いのだろうか?」と疑問が湧いて来ます。そうすると次に不安が襲ってきます。「最初は〇〇さんを信用していたから始めたこの話だけれど、もしお金だけ無くなって売上が無かったら、私はどうなってしまうのだろう…」と言う不安な気持ちになってしまいます。ウィンストン・チャーチル...
涙

人は本当に悲しい時には涙が溢れないようです。それは「この悲しみをどう捉えたら良いのかが処理しきれず、思考が停止しているから。」だと言われています。しかし思考が停止していても、何故か目から涙が出て止まらない事もあります。自分の感情とは裏腹に、涙が溢れて来ることがあります。この現象は悲しみの時だけではなく、感動した時にも同じです。「涙は心の汗」と言った方もおられましたが、私は「涙こそ、心の鏡を綺麗にしてくれる水拭きの為に流れてくる水」と捉えております。仏教では、こうした心の汚れを取り祓ってくれる水の事を法雨と言っています。悲しみの時に溢れ...
ガラクタ

ガラクタ

一生懸命に幼稚園の頃から勉強をして、大学も有名大学に入学し、一流企業に就職。前途洋々に思える人生の歩み方ですね。でも、その人の心の中は本当に幸せなのでしょうか?私にも誰にも分からない彼らの心の内。彼ら自身とて、自分が幸せであるかどうかも分からないかも知れません。私は、幸せな人は心の中に砂金をいっぱい集めている気がします。砂金とは「人生における真理」です。真理とは「人はどう生きるべきか?」の答えでもあると思います。また、自分自身や他人も成長させる智慧と言っても良いかも知れません。この砂金は、家庭の中にも、仕事の中にも、人との会話でも、雑...