一万円札

一万円札

あなたの前に現れた人が「あなたに10,000円を差し上げます」と言って、しわくちゃの一万円札を渡して来たら、あなたは断りますか?中には色々と怪しんだりして、受け取りを断る人もいるでしょうが、大抵は喜んで受け取ることでしょう。では、その一万円札がビショビショに濡れていたらどうでしょう?それでもきっと受け取ることでしょう。何故なら、しわくちゃだろうが、濡れていようが、そのお札の一万円という価値は変わらないから。私たち人間も、例え歳を取ってシワシワになり、美しくなくなったとしても、汚れた格好をしていたとしても、その人の中身の価値は何ら変わら...
空の袋は立たず

空の袋は立たず

この投稿でブログを始めて、ちょうど500投稿目となるようです。毎日、ご覧いただいております皆様に心から感謝申し上げます。さて今日は「空の袋は立たず」ベンジャミン・フランクリンが言ったという言葉をご紹介いたします。「人間どんなに外見を繕って見たところで、中身をしっかりと成長させて行かないと、人間として自立出来ない。」要するに「人間は中身に何を詰めるかで変わるのだ」という事なのだと私は理解しております。最近、霊能者だと言う人と知り合いました。彼が私を診てくれると言うので半信半疑でしたが診て貰いました。しかしながら、私は診てもらう前に、彼の...
自分のやり方

自分のやり方

私のように歳をとってくると「自分のやり方」が固まってきて、なかなか融通が効かなくなってくるようです。自分のやり方にこだわるのは「自己満足のためなのか」「他人の智慧を拒否しているだけなのか」を、しっかりと自分自身で見極める事が大事であることを学びました。時代は絶えず進化しているのに、自分だけが進化せずに、今のままで止まっていては化石化してしまいます。周りの人達の智慧を借りなければ、独りよがりの自己満足でしか無いことも、辛い目にあって漸く理解できました。だからこそ自分のやり方にこだわる時には、「自己満足か?他人を拒否しているだけか?」と言...
過去の栄光

過去の栄光

自分の努力精進で道を切り拓いて方々には、武勇伝がつきものです。それは多くの人を勇気づけてくれるし、一つの悟りでもあると私は思っております。しかし、あまりにも過去の武勇伝ばかりを自慢し、前を向いて歩いて行かない人達を見ると悲しくもなってしまいます。私達は「今」この瞬間を生きています。過去に生きている訳でも、未来を生きている訳でもありません。過去は過去で過ぎ去ってしまった時間ですし、未来はまだどうなるか分からない時間です。沢山の武勇伝を持っていたとしても、未来の扉を開く為には、勇気を持って前を向いて自分の力で押し開けるしかありません。何故...
教養

教養

「教養を高めなさい」と小さい頃に大人達に言われましたが、その頃は教養の意味がよく分かりませんでした。「勉強ができるようになる事」くらいにしか考えていませんでしたが、実は学校の勉強と教養とは似ているけれど違う事に、大人になって漸く気が付きました。勉強が出来ても品性が無い人は、教養があるように思えません。逆に品性がある人は、教養があるように感じます。と言うことは、本当の意味で「教養を高める」「教養を身に付ける」とは「品性を創る」事なのではないかと私は考えました。入学が難しい大学や高校に入ることが、イコール「教養を身に付ける事」にならないよ...