手放すこと

手放すこと

「人から良く見られたい」を手放すと人から信用される。「仲良くしなきゃ」を手放すと本当の友が手に入る。嫌いなものを手放すと好きなものが手に入る。他人の目を手放すと自分らしさが手に入る。執着を手放すと自由が手に入る。手放すのは簡単じゃないし勇気がいることだけれど、無理して全部を手放さなくても「少しずつ手放して行けばいい」と自分を優しく待ってあげて下さい。...
中道

中道

ギターなどの弦楽器を演奏していた方ならお分かりになるかと思いますが、弦楽器の弦は張りすぎると切れやすくなり、緩すぎると音が出なくなります。ちょうど良い張り具合で良い音色が奏でられます。人の心も同じ様に、肉体や精神を苛めすぎても悟りを得て幸福に成れず、贅沢な生活に身を置いても完璧には満たされない欲求と「この生活がいつまで続ける事が出来るのか」と言う漠然とした不安感を感じてしまうことがあります。人の生活も弦の張り方と同じ様に、張り過ぎず、緩すぎず、ちょうど中頃の「中道」が心地良いようです。お金が無さすぎても苦しみ、お金があり過ぎても不安を...
自由研究

自由研究

本格的な夏を迎え、子供達は夏休みを満喫していることでしょう。夏休みと言えば「自由研究」今まだ宿題として出されているか分かりませんが、還暦を過ぎた私が今でも忘れられない自由研究があります。「ピラミッドパワーに関する研究」と題し、ピラミッドの歴史から、実際にピラミッドの模型を手造りし、切れが悪くなったカミソリ刃をその模型に入れて経過観察したりしました。結果は微妙でしたが、パーマ屋でもある母は「ちょっと切れ味が良くなったかも…」と気遣ってくれました。後はピラミッドの中で、虫の死骸のミイラ化を実験したりしました。今思えばちょっとアブナイ研究で...
悟り

悟り

「悟り」は古来より多くの方が求めてきたものですが、特に日本は仏教伝来より悟ることを目的に様々な修行が行われてきました。「悟り」とは「真理の会得」と言い換えも良いかも知れません。人によっては「智慧」「魂の成長」などと言う方もいらっしゃることでしょう。いずれにせよ悟りは、その人にとって何らかの心の成長の糧となる事は間違いありません。広義な意味での悟りは、きっと多くの方がこの世を旅立つ前に得ていると思われます。「人生とは何ぞや」「生と死についての自分の見解」「人間関係調和の智慧」「お金と人の用い方」など、様々な悟りを得たことでしょう。この世...
正見②

正見②

皆さんは「他人を正しく見ることが出来ていますか?」と問われたら如何でしょう。「大丈夫!私は悪い人には騙されないように人は見極めている。」「これでも人の目利きは出来ている方なので何にも心配はない。」と言う方は多いかと思います。それでは、自分自身に対してはどうでしょうか?自分の強みと弱みは掴んでいるでしょうか?自分と言う人間が、周りの人たちにどの様に見られているかをご存知でしょうか?自分の天命、使命を把握しているでしょうか?正見とは仏教における八正道の一つですが「正しく自分を見ているか?正しく他人を見ているか?」を毎日反省する修行方法です...