執筆者 西村 | 2022年12月03日 | 雑記帳
私も三人の娘がいますので、小さい頃はとにかくその成長が愛おしくてたまりませんでした。初めてハイハイした時は喜び、立ち上がっておぼつかない足取りで歩いた時には歓喜しました。しかし、ハイハイも、初めてのつかまり立ちも、他の子供たちとの成長を比較して、焦ったり、悩んだりしてしまったら、その喜びも半減します。他人との比較は、周りより優れていた場合は安心したりして良いのですが、平均より遅れていたり、劣っていたりすると、落ち込んで悩んでしまうこととなります。子供たち本人の自尊心も傷つけたりしてしまう場合もあります。親として子供たちに教えられる一つ...
執筆者 西村 | 2022年11月26日 | 自分史, 雑記帳
映画「スパイダーマン」に出てくる言葉ですが、国や大きくなった組織の長には肝に命じなければならない言葉かも知れません。「権力は腐敗する」は英国の歴史家ジョン・アクトンが言った言葉ですが、隣国の統制者を見たり、首相などを長年経験したりしている人達を見るにつけ「その通りだな」と思わざるを得ないです。そればかりか、大学の理事長や会社の社長にも散見されますので「人間は権力を持つと変わる」と言われても仕方がないのかも知れません。どんなに偉くなっても初心を忘れずに、謙虚でありたいものですね。...
執筆者 西村 | 2022年11月25日 | 雑記帳
アメリカのニューソートの第一人者のロバート・シュラーが子供の頃、ヒトラーのニュースを見てお父さんに「どうして戦争は起きるの?」と聞いたそうです。それに対してシュラーのお父さんは「そうだな、それは誰かが誰かに対して腹をたててるからだ。自分自身に腹をたてているのかも知れないし、あるいは神様に対して腹をたてているのかも知れない。その怒りを他人に向けているんだ。だからすぐにケンカになる。それから、そのケンカに友達が加わるようになり、いつの間にか、皆んながケンカに巻き込まれているんだ。」と答えました。これはなかなか含蓄のある答えだと思います。戦...
執筆者 西村 | 2022年11月24日 | 雑記帳
下村湖人と言う作家の『青年の思索のために』と言う書籍の中に「悲運に処する道」と言う一章があります。丹精込めて作ったリンゴが台風で吹き飛ばされてしまう青年の話が書いてあります。その青年は、最初は頭がおかしくなってしまうほど悩みますが、天災には勝てない事を悟り「それでは自分に出来ることはなんなのか」「悲運を見つめるとはどう言うことなのか」を「反省から感謝へ昇華させていく」心境を綴っております。...
執筆者 西村 | 2022年11月23日 | 雑記帳
東大教授で長者番付にも名前が載った本多静六博士は「結果というのは残りカスのようなもので、努力しているその過程こそが幸福なのだ」と言っておりました。日本が敗戦して一文無しになっても「結果とは酒を絞った後の残りカスのようなもので、酒の方が大事なのであって、カスの方は関係ない」と言って、伊東の自宅で自給自足で85歳まで370冊以上の書籍を書かれて生活されていたそうです。...