色受想行識

色受想行識

般若心経の中にも出て来る「色受想行識」は、仏教の教えですが、これを平たく言うと「人間は五感を持って認識している」つまり「肉体や物質(色)を見て、それを受け止める感受性(受)があり、それについて思いを巡らせて(想)、行為をし(行)、その行為の結果について認識する(識)」と言うことです。「こうした五感を去ったところに本当の自己はある」と仏陀は説いたわけです。それが「意」であり、「意識」「意志」と言う「六感」になると言うことです。六感と言うと、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚に加えての「超感覚」を指したりしますが、誰しも持っているものの筈ですが...
第六感

第六感

シックスセンスと言うと映画を思い出す方もいらっしゃるでしょう。なかなか秀逸の映画でした。最後のオチが見事でしたね!シックスセンスは日本語に直すと第六感となります。第六感は直感、霊感、インスピレーションと同様とされています。そういう話をすると、皆さんは「いやいや、私には第六感なんて無いです。」と言いがちですが、一日における大半の判断は直感で決断しているはずです。「今日はこの服を着て行こう」から始まり「いつもならこの道を右に曲がるけれど今日は直進しよう」とか、決断の内の半分以上は、その日の気分や直感で動いているはずです。一日に発している言...
みる

みる

「みる」にも色々な漢字があります。見る。観る。診る。視る。看る。覧る…などそれぞれ意味が異なって来るから「日本語は難しい」と外国の人には思われてしまうのでしょう。多くの漢字には「目」の漢字が入っていますが「診る」だけには入っていません。「診る」は目でみていないからだと言われております。「心眼でみること」を「診る」と表現していたと思われます。それでは「心眼」とはなんぞや、と言うことになりますが、心の眼と言うことなので感情、感性と言う様に思われるかと思います。確かにそう言うところもあるかと思いますが、もっと深い意味があると私は師匠から教え...