あと一年しか無いとしたら

あと一年しか無いとしたら

「あなたの寿命が、残りあと1年しかないとしたら、あなたは何をしますか?」こんな問い掛けを、私は自分自身に時々質問します。20代から40代の時は「まだ1年もあるなら、寿命を延ばして、その運命を変えてやる!」くらいの気持ちで、健康と事故には気を付けながらも「それまでと同じ毎日」を生きていた気がします。しかし、還暦を迎える頃から「今日も新しい出逢いがあった。何か伝える事が出来ただろうか?思い残しはないだろうか?」と、反省や後悔をするようになりました。後悔や反省はするけれど、50代までの自分の人生を振り返った時よりも、今の方が充実した毎日を送...
四法印

四法印

仏教には「三法印」といって「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」と言う代表的な教えがあり、これが仏教の旗印とされています。諸行無常は「川の流れのように人生は変転して、変化して止まないものである」と言う考えです。諸法無我は「ありとあらゆる物は、壊れていく性質を持っている。地上にある物全て滅んでいく。だからこの世的な肉体や物質、物体に執着しても何ら永遠なる物はないのだ」と言う考え方です。涅槃寂静は「この世界に住んでおりながら、この世界を超えた、自分自身の絶対的存在の中に参入して行く」と言う心情を表しています。しかし、この三法印に一つ加えて「...
知を求めるという事は「死の練習」

知を求めるという事は「死の練習」

ソクラテスが『パイドン』の中で「知を求めると言うことは『死の練習』である」と語っていますが、これはなかなか理解し難い事であると思います。私は「今日死んだとして、悔いの無い生き方をしているかどうか、自問自答して生きろ」と言われている様な気がします。すなわち「あなたは今日死んだとしても『今までの人生を完全燃焼した』と言えるか。『今日一日、十分に使い尽くせた』と言えるのか?」と問われているのだと思います。「死の練習」すなわち「死んだとして、どうだ?」と言うことを自分に問い続けると言うこと、それが結局、真理を求めた生き方になるわけであり、「死...
入棺体験会

入棺体験会

先日の2月15日に「人生を楽しくする為の本当の終活」と言うテーマで入棺体験会&パネルディスカッションを行わせていただきました!埼玉、東京、神奈川、愛知の静岡県外からも、お越しいただき、心から御礼申し上げます。その模様の一部を編集しましたので、ご興味がある方は是非ご覧になってみて下さい♪https://youtu.be/0A7oKlTpyd4「すんてれ」さんにも取材いただきましたので、来月には、そちらでもご覧いただけるかと思います!入棺体験では、多くの方が清々しい涙を流されておられました。「まだまだ生きて行かなければならないと...
うつらない病気

うつらない病気

病気には大きく分けて2種類があると言います。一つは「他人にうつる病気」これは、病原菌など外部からの異物や要因によって起こる病気です。例えば、インフルエンザや結核や赤痢など、菌類などが身体の中に入る事で、それを駆逐できなかった時に発病します。もう一つは「うつらない病気」例えば、糖尿病や高血圧などの生活習慣病の事などを言います。言い換えると「内から出る病気」です。この2種類の病気をみた時に治りやすいのは、どちらの病気でしょうか?皆様がお考えになった通り、「うつる病気」の方が治すことが出来ます。「うつる病気」は外部要因が殆どなので、その要因...