タイパ

タイパ

最近は何でも略して表現するので、オジサン達は耳には入るけれど意味が直ぐには分からない時が結構あります。(笑)タイパもその一つです。タイムパフォーマンスの略なのだそうです。時間効率が悪い時など「それはタイパが悪いから後回しだね!」とかのように使うようです。最近ではYouTubeなどの動画も1.5倍速や2倍速で視聴している方が結構いるようなのですが、やった事がない私には新鮮な驚きがありました。2倍に早めれば二分の一で動画が観れる訳ですから、効率は2倍になります。同じように、どんな仕事も速度が2倍に上がれば、時間は半分になるのですからタイパ...
外国人

外国人

30年前の頃と比べると、長期滞在の外国の方がとても増えたと感覚的に感じます。厚生労働省の発表によると令和5年10月の時点で、全国で外国人労働者は200万人を超えているとのこと。日本の出生数は70万人程度なので、3倍近くの方々が働いている事になります。「日本人国籍を持つ人がどれだけ増えたか?」と言う事だけを考えると、日本と言う船の上の人数は減っているような感覚に陥りますが、それは乗組員だけの人数を数えているからですね。日本号と言う船にはお客様も乗っているのだと思えば、200万人の外国の方が「日本を楽しんでくれているかどうか?」が大切な事...
もののけ

もののけ

「もののけ」とは「物怪」「物気」とも書きます。「死霊や生霊、妖怪などの事」を言うように、あまり良い意味には使われていませんが、本来の「もののけ」の意味は「物に付いた念い」の事を指します。従って、良くない念いが人につけば呪いとか憑依とかになる訳ですし、物につけば呪物になったりします。その逆に良い念いがつけば、祝福や祝物になる訳です。そうした念いの込められた物は特別なものかと言うとそうでもなく、皆さまでも様々な場面で既に経験した事もあるかと思います。例えば「ラブレター」。恋文には、送り側の愛が沢山込められています。それ故に受け取った瞬間か...
言葉の選び方

言葉の選び方

人を元気にさせる事も傷つけることも、言葉一つで出来てしまいます。それだけに「言葉は怖い」と思ってしまいますが、だからと言って出来るだけ喋らないでいたり、他人と接する時間を減らしたりするのは、違う様な気がします。他人と会話することがそもそも悪い事であれば、神様は言葉を人間に与えなかったでしょうし、動物たちと変わらない生活で良かった事でしょう。動物達と人間の決定的違いは「言葉を話すかどうか」にあるのであって、だからこそこうして命をいつ奪われる恐怖もなく、幸せな生活を営むことも出来ているのでしょう。そうであっても時に、言葉が他人を傷つけてし...
和学

和学

「和学」・・・余り聞き慣れない言葉かと思います。国学と言い換えても良いかも知れませんが、厳密に言うと若干の違いがある様です。和学は「縄文時代から伝わる日本独自の考え方や作法または信仰を研究する学問」。それに比して国学は「和歌や古事記、源氏物語といった日本の古典を研究し、日本古来の精神や思想を明らかにしようとした学問」とされます。「どう違うのか?」と言うところですが、要は「渡来の考え方が入っているものも対象としているのか。それともそれを排除したものを対象としているのか」と言うところです。和歌や古事記にも中国大陸からの儒教や仏教の思想が入...