執筆者 西村 | 2024年07月29日 | 雑記帳
今の時代は便利なものが日々開発されて、私達の暮らしを豊かにしてくれています。その発明の中には、私たちの身近にいる生物達の特徴から学んで作られた製品も多く存在します。有名なところでは、カワセミのクチバシからヒントを得て作られた新幹線500系の先頭形状は広く知られています。他には、ホタルイカなどの発光生物の遺伝子から癌などの特定細胞を光らせる技術、蜘蛛の糸からヒントを得て作られた丈夫で軽い繊維など、多くの製品が今も研究され生み出されています。このように私達は自然から学ぶこと、取り入れる事も数多いのですが、同時に私達はこの自然を壊している存...
執筆者 西村 | 2024年07月28日 | カウンセリング
どこの会社や組織に入っても最初は何も分からないので、教師役の人がついて色々と教えてくれます。そこでは学校の様に「先生と生徒」的な立場が作られます。「いや、先輩は仕事を教えてくれるけれど先生だとは思っていないし、私も生徒だとは思っていない。」と言う声が聞こえてきそうですが、やはり物事を教えていただくには、それ相応の「教えて貰う側の心構えや態度」も必要となります。先の様な態度で先輩に接すれば、教える側の先輩も段々と教える事に苦痛を感じて来ることでしょう。何故なら、彼らの態度には「教えてくれる側への尊敬の念が感じられない」からです。学校の先...
執筆者 西村 | 2024年07月25日 | カウンセリング
いつの時代でもそうですが「この頃の若い奴らはなっていない!」とか、先輩達や年配者は口にします。その度に「世代の違い」「世代間ギャップ」などと揶揄されますが、長い人類史を考えてみると、それほどのギャップが生まれる筈もなく、単に時代の流れの進歩の度合いに「ついて行けるか行かないか」と言う事なのではないかと思ってしまいます。人は歳を経るごとに保守的になって行きます。これを「頭が固くなる」という言い方もしますが、要は「新しい事柄に対する許容範囲が狭くなる」ことを指しています。つまり「変わることを嫌う」と言う心情が、頭を固くさせてしまうのでしょ...
執筆者 西村 | 2024年07月22日 | カウンセリング
私達は今までの人生の中で、沢山の嫌な人に出会い、多くの愛すべき人達にも出逢って、こうして生きています。でも「あなたはどれだけの人を愛したでしょう?」「あなたはどれだけの人を憎んできたでしょう?」と訊かれたら、私は明確に答えられません。「多分憎んでいる人よりは愛している人の方が多い」と答えるかもしれません。それほど単純な話ではないかもしれませんが、愛した人の人数から憎んだ人の数を引いた時に、プラスであれば幸せな人生だった言えるのではないでしょうか。もしマイナスであったならば、これから愛する人を増やして行けば良いでしょう。愛した人の数が憎...
執筆者 西村 | 2024年07月20日 | 雑記帳
終戦記念日には鎮魂の祈りが日本中の各地で行われます。ただ単に亡くなった英霊達の成仏を祈るだけではなく、日本の永続的な繁栄を願う儀式でもあります。こうした先祖を敬う思考は、どんな国にも存在しています。ですので、他の国から「儀式を行うな」「参拝するな」と言うのは、内政不干渉の原則を持ち出すまでも無く、当たり前の権利であり義務でもあります。また、日本人の祈りの力は特異とされ、他国に恐れられてもいました。それ故に、戦後多くの国が日本の祈りの力を封じる為に、様々な内政干渉をしてきました。お陰で、現代日本人は祈りの力を軽んじる様になってしまいまし...