執筆者 西村 | 2024年04月25日 | カウンセリング
プラシーボ効果という言葉を、皆さんもお聞きになったことがあるかと思います。何の効用もないただの塩であっても「これは病気に効く凄い薬です!」と言って飲ませると、病気が何故か治ってしまうという現象の事を言いますが、未だにどうしてこの様な現象が起きるのか科学的には証明されていません。効果効用がある薬ならばいざ知らず、なんの変哲も無い食塩であっても身体の悪い部分に作用してしまう…こんな事は科学的にあってはならない事のはずです。こうした現象に似たようなことは「傷口に唾を付ける」とか「痛いところを手を当てる」など、きっと昔から色々な現象としてあっ...
執筆者 西村 | 2024年04月24日 | 感謝の会
私たちは「何気なく生きている」ような気がしていますが、何気なくでは行けていけない存在でもあります。本来ならば「自分で生きよう」と強く思っていなければ、生きる事すら難しい時代を先人達は生きてきました。例えば第二次世界大戦中は、死と隣り合わせの毎日を送っていた事でしょう。ペストとスペイン風邪が流行った頃も「いつ自分も病気になり、この世を去るのか…」と生きた心地すらしなかったかも知れません。コロナが落ち着いた何十年も経った未来人からすると「よく何百万人も亡くなった時代を生き抜いてこれたな」と、私達はきっと称賛されることでしょう。私達は自分の...
執筆者 西村 | 2024年04月23日 | 感謝の会
幾度となく「感謝」をテーマにしてブログを書いてきましたが、「感謝することは大切だ」と言うことばかり言って来たような気がします。しかし「感謝される」という事も、また大切なことであると最近は思うようになってきました。他人に褒めらる事もなく、他人に知られることもない中で、日々淡々と他人の為に自分の時間を使っている方をみると本当に頭が下がります。こうした佳き方々にご褒美はないのか?と問われれば、それは「多くの方からの感謝の想い」だと私は答えたいと思います。もちろん対価を頂くこともあるでしょう。何かのプレゼントをされる事もあるでしょう。でも本当...
執筆者 西村 | 2024年04月21日 | 自分史
「傷つくまで人を愛したことがあるか?」と師匠に言われたのは24歳の時。正直言って、そこまで人を深く愛した経験が無かったから、傷つくまで心も痛めたことはありませんでした。それから40年近く経って、どうだったかと問われると、あった様な無いよう様な…微妙な感じがします。と言うのも、心が傷ついたのかさえ分からずに、ただひたすらに悲しんだ事は幾度かあったけれど、果たして傷が残るほどだったのかと思うと考えてしまうからです。心底から他人を愛した人は、きっと別れてしまった時に心が深く傷ついたことでしょう。でもそれが、気が付かないほどに心がズタズタにな...
執筆者 西村 | 2024年04月20日 | カウンセリング
「この人、人を惹きつける魅力もあってカリスマ性を感じる〜」「なんて頭の回転が早いんだ。言葉がドンドン出てくるなんて凄い!」とか感じる人が周りに1人や二人いますよね。でも暫く付き合ってみたり、よくよく観察すると「自分をよく見せたいが為に一生懸命であることが見えたりしてしまいます。結局、彼らは自分自身を良く見せる事には一生懸命なのだけれど、他人を幸せにしてあげようとか思っていないようです。「自己中」と一言で片付けて仕舞えばそれまでですが、彼等も心をクラリと一転させる事が出来たら、最高の愛の体現者になることでしょう。何故なら、自分に向けてい...