執筆者 西村 | 2024年10月13日 | カウンセリング
「お金は有りすぎても困ることはない」なんて言葉を聞いたことがあるでしょう。「その通り!」と言う人もいれば「そんな事はない。分相応にあればいい」と言う人もいて、お金の量に関しては色んな意見や考え方が古来からあります。確かに、この地球上においてはある程度の便利さを与えている事は間違いありません。しかし宇宙人がいるとしたら、彼らも同様にお金を使用していると思ったら大間いでしょう。お金がない社会システムの中で、暮らしている場合は多いにあり得ます。となると、私達の暮らしや幸せにとっては、お金は絶対ではないかも知れない…そんな気がしてきます。少し...
執筆者 西村 | 2024年10月12日 | カウンセリング
世の中には他人に対して依存させることでお金儲けをしているビジネスが案外と多いようです。依存させることは別に悪い事ではないかもしれませんが、例えば、占い師、霊能力者と言われる人達は「〇〇しなければ、✖️✖️になりますよ。」と脅すようにして、人生の問題について自分で決断させる事を辞めさせ、依存させたりします。自分で物事の決断をしなくなると、相談者はそうした輩に心ならずも依存するようになってきます。何を決めるにも占い師に頼ったりするようになり、占い師もそれで儲けようとします。 これでは...
執筆者 西村 | 2024年10月08日 | カウンセリング
格率(かくりつ)=「皆んながして良いと思われる道徳的な事柄を行うこと」つまりは「皆んなが、その行為を行う事で世の中がおかしくなるのならば、それはやってはいけない事。皆んなが真似たとしても、世の中が良くなるのならばそれは間違ってはいない。」言ってみれば、世間に広まって世の中が悪くならないならば、それは格率と言えると言うわけです。例えばあなたがどんなにお酒好きだからと言って、朝から晩まで飲む行為を、世界中の人達が同じ様にやり始めたら、それは善になるのか?悪になるのか?考えれば分かりますよね。と言うことは、「酒は場所と飲む量を考えれば許され...
執筆者 西村 | 2024年10月05日 | カウンセリング
人は本当に悲しい時には涙が溢れないようです。それは「この悲しみをどう捉えたら良いのかが処理しきれず、思考が停止しているから。」だと言われています。しかし思考が停止していても、何故か目から涙が出て止まらない事もあります。自分の感情とは裏腹に、涙が溢れて来ることがあります。この現象は悲しみの時だけではなく、感動した時にも同じです。「涙は心の汗」と言った方もおられましたが、私は「涙こそ、心の鏡を綺麗にしてくれる水拭きの為に流れてくる水」と捉えております。仏教では、こうした心の汚れを取り祓ってくれる水の事を法雨と言っています。悲しみの時に溢れ...
執筆者 西村 | 2024年10月02日 | 雑記帳
人間生きていれば数多くの悲しみに出会います。悲しい出来事を好き好んで選ぶ人はいないかと思いますが、こちらが求めようと求めまいとやって来てしまうものです。悲しい出来事が起きた時に、大きく分けて二つの反応があるかと思います。一つは、悲しみに苦しみ悩み、自己憐憫に陥り、時には腹を立てて怒りをあらわにする人。もう一つは、どうしてこんなに悲しいのか内省し、自分を鍛えてくれる砥石のような存在だと捉え、自分の内側にある途方もない力に気付く人。悲しみに効用があるとするならば、後者の人のような気持ちに成らなければ、得られることはないでしょう。そして、悲...