執筆者 西村 | 2023年08月16日 | 雑記帳
ある障害者施設で働く女性のお話です。彼女は50歳を過ぎてから、手元が見えづらくなりました。そして老眼鏡をかけるようになりました。そんな時、施設の女の子が仕事をしている彼女の下にやってきて「眼鏡かけ始めたの?」と聞いてきました。彼女はちょっとイラッときて「老眼鏡なの!」と女の子に言いました。そうしたら女の子は「老眼鏡をかけることが出来て良かったね!」と言いました。彼女は「老眼鏡の何が良いの?」と女の子に問うと「だって老眼鏡をかけられるまで生きれたから。私の夢は大人になれることだから。」と。彼女が働く施設は、難病の子供達ばかりの施設だった...