執筆者 西村 | 2023年12月28日 | カウンセリング, 自分史
高齢化社会になると問題になるのは医療費関係ばかりではありません。いわゆる「老害」と言う深刻な問題も出てきます。私もシニアと言われる世代になり、やはり出処進退は自分で決めるべきと思い古巣を離れ、新しい会社を創りました。日本は儒教が根付いているので、年上を敬う気持ちを持ってくれている人達が多く、有り難い事ではありますが、だからと言って歳を取れば取るほど仕事が出来る訳でもなく、50、60才を過ぎると心身ともに衰えを感じることは否めません。にも関わらず、年齢を重ねると共に欲が増していく方もいらっしゃるようで、年寄りを敬ってくれるのをいい事に、...
執筆者 西村 | 2023年12月24日 | カウンセリング, 自分史
「人間としての義務」あまり聞きなれない言葉かと思いますが、実はこの言葉の内容こそ20代、30代を生きる上で幸せになるか不幸せになるかの分かれ道になる言葉なのです。人は一人では生きて行くことが出来ません。それ故に、助けて助けられて何とか人生を歩んで行くが実際のところであることを、年を重ねるごとに感じてきます。一人で生きて行けない人間であるからこそ、自分が置かれた立場で「人間としての義務」を果たして行かなければ、他の人の役に立つことは出来ません。若いうちに「遊べるうちに遊んでやろう」と思って、その義務を果たさず生きた人は、側から見ると楽し...
執筆者 西村 | 2023年12月22日 | お客さまの声, カウンセリング
「他人を許すことが出来ない」と言う方は沢山いらっしゃいますが、それ以上に多いのが「自分自身を許せない」人達です。自分が犯した過去の過ちを、いつまでも何年も何十年も、思い悩み続けている方達がいます。それだけ聞くと「反省の美徳」のように聞こえますが、他人を許さないで、いつまでも恨んでいる人と同じように「文字を岩に刻み込んでいる」姿に私は見えてしまいます。また、他人を許せない人達と同じような、身体への影響が出てくる方が多いのも事実です。意外とこうした他人や自分を許せない人達は、癌細胞を作り出し易いと医学的にも言われているようです。特に自分自...
執筆者 西村 | 2023年12月21日 | カウンセリング, 自分史
誰でもそうだと思いますが、私も自分の子供時代は美化しがちです。「勉強はしなかったけれどテストはよく出来たはずだ。」「練習しないけれど本番での試合で負けることなかったと思うけど。」など、自分の親からすると「本当かな?」と思えるほど、自分の子供の頃の記憶は嫌なことは忘れがちで、良いことは美化されがちです。だからこそ自分の子供達がテストで悪い点を取ったり、部活でミスして負けたりしても、自分の子供時代の事を引き合いに出して、しつこく責めたり咎めたりする事は本当は出来ないはずです。子供たちに対して、もっともっと寛容に、もっともっと長所を伸ばして...
執筆者 西村 | 2023年12月20日 | カウンセリング, 自分史
人は価値観の多様性を認めることが出来ると、他人に対して寛容になれると言います。自分は時間に厳しいからと言って、子供達にその価値観を押し付けた場合、そこに不幸が生まれる場合があります。「時間はちゃんと守りなさい。私は小さい頃から時間だけはしっかり守れる子供だったのよ。だからあなたも起きる時間、勉強の時間、寝る時間はきちんとしましょうね。」こうして子供の教育と言って、自分の価値観を子供たちに押し付けたりしているのは私だけではないかと思います。例え自分の子供であっても、人格は別個の人間です。才能も違えば価値観も異なります。ある子は勉強は出来...