カルマ

カルマ

「カルマ」とは仏教で言う「業」の事を言い、「魂の傾向性」や「解決すべき人生課題」を指します。このカルマは誰にでもあり、そのカルマと対決している時こそ人生における最大の試練であると言えるでしょう。その試練の中にある人は、心がざわつき、防御するモノも無くむき出し状態となり、無力で溺れそうな状態です。しかし、そうした試練の時こそ、その方にとっての「人生における成長するチャンス」を与えられているようです。だからと言って苦難礼賛をするつもりはありませんが、苦難困難もチャンスと見れれば、人生は常勝しかなくなります。...
忍耐

忍耐

若くて優秀な人ほど性急です。急ぎ、焦ります。それ故に色んな所にぶつかります。そして傷つきます。彼らを本当に磨いて行くものは何かと言うと、それは「忍耐」だと私は思います。忍耐をした人はどうなるかと言うと、他人に対して優しくなれます。性急に成功を求めて、それが得られた人達はみんな鼻高々の自慢好きな天狗になって行きます。成功までの間の忍耐の期間が長い人は「いぶし銀」の様な光があります。そう言う人達と交流していても疲れませんし、居心地がとても良い。それは彼らが本当の優しさを、身をもって知っているからなのではないでしょうか。「忍耐は寛容を産み、...
凡人

凡人

『「自分は凡人だ」と思う人に凡人は居ない!』と言いますが本当にその通りだと思います。凡人だと思うからこそ、努力を惜しみません。凡人だと思うからこそ、人に対して優しく謙虚になれます。例え秀才でなかったとしても、例え初めて学ぶことであったとしても、3年間ずっと努力した人は、それなりの結果が付いてくると言います。10年間努力精進し続ければ、身体と魂に習得したことが薫習されると言います。コツコツと努力することこそが、人間形成の王道だと言うことなのでしょう。...
一日一生

一日一生

朝起きて「今日という日を私に下さって有り難うございます。」と感謝できる人は、きっと今日という日を無駄に生きる事はないでしょう。また今日が終わり就寝する時に「今日という一日を充分に生きる事が出来たかどうか」を反省する人は、明日という日もきっと大切に生きることが出来るでしょう。こうした毎日を送ることで、一日一日が輝いてきます。そうした輝く日々が何年、何十年と続くと、人生そのものが光輝いてきます。このような一日一生の想いで毎日を送っている人とお逢いした時に、私は「あなたと出逢えて本当に良かった」と心の底から感動してしまいます。...
対機説法

対機説法

その人の機根に合わせて、話をして行く事の難しさは、人を指導教育した事がある人には良く理解してもらえる事かと思います。その人の機根に合わせるには、その人達の心の諸相が理解出来なければなりません。心の諸相を理解するには、ある程度の認識力の高さが必要となります。壇上に立てば、観客席の皆様の顔が認識出来ますが、同じ観客席に座っていたら、近くの人達の顔は認識出来るけれど、遠くに座っている人達の事までは見ることは出来ません。つまり同じレベル、同じ土俵に居たのでは、心の諸相を認識出来ないから、一段上に立てなければダメだと言う事になります。ですので、...