普通の人

普通の人

私の子供の頃には、大人になったら「プロ野球選手になりたい」とか「博士か大臣になりたい」「大金持ちになりたい」と言う友達が多かった。しかし、半世紀が過ぎた今は如何だろうか?今でも小学生男子の将来なりたい職業にはプロ野球選手やサッカー選手が上位を占めているようです。「なんだ、やっぱり子供の夢は変わらないのだな」と安心したところもあったのですが、会社員が5位に入っていると言うところは驚きました。「夢や目標が会社員って?」と思ってしまうのは私だけでしょうか?会社員になる事すら難しい世の中になってしまったからなのでしょうか?それとも大会社の社員...
母

母は夜中に何度も私の所に来ては、布団を直して掛けてくれました。美味しい料理を子供達に食べさせてあげたいと、仕事の合間に一生懸命に料理の本を読んでいました。自分の服を買うより、子供達の服にお金を使っていました。自分の事で泣くより、子供達を守ることに必死になって生きていました。そんな母親の事を、愛おしく思わずにはいられません。人生を振り返ると、母親にして貰ったことばかりで、何の恩返しも出来ていない自分を発見します。たとえ逝ってしまっても、感謝の想いは必ず通じるはずです。...
煌めく瞬間

煌めく瞬間

人生において誰にでも煌めいている瞬間はあるはずです。今まで無かったと言う方は、これからきっとその瞬間に立ち会う事になるでしょう。煌めいている瞬間は人それぞれによると思いますが、大体下記の3つに当てはまる事が多いようです。一つは「病気から立ち直ったとき」病気に罹ることは誰にでもありますが、命の危険がである病に罹って、そこから立ち直り、健康になった人には独特の幸福感があるようです。二つ目に「神様に感謝する気持ちになったとき」一つ目と関わるかも知れませんが、この世ならざる奇跡によって自分の人生が変わった時に、人は神様の存在を意識し感謝の気持...
執着が弱くする

執着が弱くする

自分の地位や名誉、あるいは他人と比べた年収などに固執する人は沢山いらっしゃいます。また学校の名前や会社の名前にこだわる方も多いですね。なぜ、そうした見栄や虚栄に執着するのでしょうか?他人に良く見られたいからでしょうか。それとも周りの人がチヤホヤしてくれるからでしょうか。どちらにせよ、こうした方々は「他人の目」を気にして生きているのは間違いありません。本当の意味で自分を大切にしたいのであるならば、他人からの視線を気にして自分らしく生きられないよりは、自分が楽しいと感じ、良かれと思う人生を生きた方が、余程他の人からは魅力的に映るはずだと思...
碧落一洗

碧落一洗

碧落一洗(へきらくいっせん)雨が降った後、青空が晴れ渡り、清々しい気持ちになること。転じて「涙を流した後、心が軽くなり晴れやかな気持ちになること」を言います。涙を我慢するばかりが「大人になった」とは言えません。時には大声で泣くことも、心が成長するためには必要ですね。...