旅立ち

旅立ち

私は旅行が好きですが、旅行と言うよりは「旅」が好きです。「行く」事が目的になるのでは無く「旅」そのものを目的とした行動が大好きです。見慣れない風景、話すらした事がない初めて出逢う人たち…どんな出来事があり、どんな出会いが待っているのか…考えただけでもワクワクします。お金なんか掛ける必要はありません。行きたい所に行って、泊まりたい所に泊まる。なんか人生に似ていて「旅っていいなぁ」と思ってしまいます。だから、この世を旅立つ時にも、別れの言葉よりも「行ってらっしゃい。旅を楽しんでね」そう声を掛けて貰いたいと思いっています。知らない「あの世」...
一割り増し

一割り増し

「努力精進して、いきなり二階級昇進で課長を目指します!」「毎日毎日、一生懸命頑張って自分の収入を3倍にします!」「読書が苦手だから、今までは月に一冊しか読めなかったけれど、今月から五冊の読了を目指します!」と言うように、目標を高く掲げることは良いことかも知れません。けれども余りに背伸びした目標を掲げ、無理をし過ぎると、努力が続かなかったり、心や身体を壊してしまう事もあります。何事も、目前の目標は「一割り増し」程度が良いと私は思っております。「今週はトータルで10キロ走れたから、来週は11キロにしよう!」「今年はようやく売り上げ目標を達...
人生の目的②

人生の目的②

人生の目的の一つとして「他者とのかかわり」があるかと思います。「他の人々や社会との関わりにおいて、自分はどんな役割を果たすことができるのか?」「他者との関わりにおいて自己を知り、互いに影響を与え合う存在として、生きて行くことの大切さを知る」と言う事は、人生にとって大きな目的の一つであると私は考えます。他の人の存在なくして、自分だけでは「自分と言う人間」を知ることは中々難しいのではないでしょうか。考え方や意見が違う人、好きな人や嫌いな人が沢山居てくれるから、その人たちとの比較において、初めて「自分と何者なのか」を理解出来るようになるので...
人生の目的①

人生の目的①

大それたタイトルを付けましたが、本来こうした事は、今まで先生と呼ばれる人たちが教えてきたように思います。学校の先生やお医者さん、お寺の御住職たちが子供の頃から教え伝えて来ていたのではないかと思います。私は先生ではありませんが、60年生きてきたので何らかのお話が出来るかと、大上段に振りかぶってみました。w私は先ず、人生の目的の一つとして「自己発見」を掲げたいと思います。人それぞれ個性を持って生まれて来ていると言うことが「自分自身の人生を究めてみなさい」と、神様から言われている様な気がします。自己を探究して行く中で「自分は何故こう言う個性...
いぶし銀

いぶし銀

人は深い悲しみを経験すると、人を許す範囲が広がってくるようです。貧乏に苦しんだり親兄弟を亡くしたり、受験失敗、失恋、留年、事故、失業、左遷、離婚、人間関係の失敗、事業の失敗、病気に罹るなど苦難を乗り越えて来た人は、いぶし銀の様な優しさを持っている様に思います。あまり困難や苦労を味わったことがない人は、他人が苦しんでいる時、平気で傷口に塩を塗り込むような行動をします。それは、その人がどれだけ悩み苦しんでいるのかを理解出来ないから、傷口を攻めることが出来るのではないでしょうか。その人の気持ちになる事ができないから、優しい気持ちで接すること...