蝶

古来から人は蝶をミステリアスな生き物と考えていたようです。ギリシャ語で「プシュケー」と言えば「息」を意味します。それから転じて「生命」「人間の魂」さらに「蝶」を表すようになりました。インドネシアや沖縄では蝶を「先祖の霊」や「魂」の象徴として見ていたようです。私の家でも「お彼岸には蝶になって御先祖様が家に帰って来る」と言って、迎え火を用意していました。すると、蝶が何処からともなく飛んできた事を、不思議に思って眺めていた事を今でも思い出します。またお葬式にも頻繁に蝶を見かけました。冬には流石に見ることはなかったですが、小学生3年生の11月...