執筆者 西村 | 2023年01月15日 | 自分史, 雑記帳
世の中で辛く苦しいことは沢山あるかと思いますが、最も辛く厳しい事の一つに「愛を裏切られる」と言う事があります。経済的損失や人から侮辱されたりすることも辛い事ではありますが、信じていた人の愛情に裏切りがあった時の魂への打撃、傷は相当深く残り、中には自殺を考えてしまう場合もあります。夫婦間でも、「妻あるいは夫が伴侶以外の異性と深い関係になってしまう」と言う事があった時、その行為そのものと言うよりも「自分が愛すべき人を深く傷つけてしまう」と言う行為そのものが罪深いという事になります。「夫婦になる」とは「お互いに愛を与える誓いをした」と言うこ...
執筆者 西村 | 2023年01月11日 | 雑記帳
「さんぷく」と読みますが、仏教の言葉です。幸田露伴が使い有名になりました。「惜福(せきふく)」例えば、思ってもいない出世をして、本来ならば自慢するところを、益々物腰が柔らかくなって周りに優しくなって行く…そう言う人柄だからまた出世して行く…「福を惜しんで慢心しない」そんな感じです。「分福(ぶんぷく)」偉くなっても驕り高ぶらず、周りの人の事を気遣い、福を施していく人は、嫉妬もされにくく、恨まれことも少ないでしょう。「植福(しょくふく)」将来の為に、今は果報(結果)が得られなくても、家族のため、会社のために、投資するように、植林をする様に...
執筆者 西村 | 2023年01月05日 | 雑記帳
これは仏陀が悟った時の最初の教えの一つです。何も「年明け早々、掃除をしろ」と言っているのではなく、「心のチリやアカを取り除いて綺麗にしないと、汚い窓からは良い景色が見えないように、汚い鏡では顔もまともに見れないように、先ずは心の窓や鏡は常に綺麗にする様に心掛けて、埃や汚れを取るように反省しましょう」と言っているのだそうです。年末に綺麗に拭いた鏡に映る自分の顔が何となく綺麗にみえるように、心の鏡も磨いておけば周りの人のお顔も美しく見えることでしょう。...
執筆者 西村 | 2023年01月04日 | 雑記帳
しきしまの大和の国は言霊の幸わう国ぞま幸かありこそ柿本人麻呂が詠んだ歌ですが、今の現代人にとっては心しなければならない内容だと思います。現代語に訳すと「この日本の国は、言霊、すなわち言葉が持つ霊的な力によって幸せになっている国です。これからも平安でありますように!」という感じでしょう。「言葉が乱れる国は、その国の内情も乱れる。」と言うことでしょうか。昔から結婚式とかで「別れる」「割れる」「終わる」は使わずに「お開き」と言う言葉を使うように、日本人は言葉の持つ魂を、とても大事にしてきました。これからも、そうあって欲しいと私は思っておりま...
執筆者 西村 | 2022年12月25日 | 生前葬(感謝の会)
論語に出てくる有名な孔子の言葉です。「いまだ生きると言うことの本当の意味を知らないのに、どうして死後の世界のことが分かろうか。死後の世界のことを考えているより、先ずは今のあなたの人生を正しなさい。それがあってからの死後なんですよ。今、全力を尽くせ。今、最善の生き方をしなさい。そうすれば死後の世界は後からついてきます」そんな意味だろうと私は解釈しております。終活も大切ですが、本当の終活をするならば「今生きているこの瞬間に、感謝すべき人には有り難うを言い、謝らなければならない人にはごめんなさいを言う。それこそが死への準備ではないですか?」...