吉本興業と遺伝学者がコラボして、病気と笑いについての実験を行った事は有名なので、ご存知の方も多いかと思います。
25名ほどの糖尿病患者の皆様に、前日は食事を摂った後に、糖尿病に関するお医者さんの真面目な講義をしてもらい血糖値の上昇具合を計ります。
大抵、糖尿病の方でなくても食事を摂ると上がるのですが、糖尿病患者はその上昇度が顕著です。
次の日には前日と同じ食事の後、吉本興業のベテラン漫才師の方にお話しをしてもらい、血糖値を計ったそうです。
前日の講義の時には上昇度が血液100mlあたり平均で123mgも上昇していたのに、漫才師の後は77mg程度に抑えられたそうです。
この値の違いには、お医者さんもびっくりしたそうです。
これだけの血糖値を下げるにはインシュリンを注射するか、食事制限や運動をするくらいしか方法がないのに、46mgも差が生じたのです。
その後、何度か実験をしたそうですが結果については大差はなかったそうなので、笑いが病気にもたらす良き影響は科学的に証明されたと言えるでしょう。
笑いは副作用もなく、心身を健康にしてくれるのであれば「笑顔は1セントもいらないプレゼント」と考える欧米人のように、笑顔を周りに与えることも立派な愛の行為と言えるでしょう。