仏教には「喜捨(きしゃ)」という言葉があります。
これは「喜んで捨てる」という事ですが、「布施(ふせ)」と同じことを言っています。
布施とは「仏教において、他者に利益や安らぎを与える『施し(ほどこし)』のこと」です。
悟りに至るための修行(六波羅蜜)の一つとされ、「執着心を捨てて、他者のために尽くす行為」を指します。
こうした尊い行為は、やがては自分に返ってくると、お釈迦様を説いていました。
どういう風に返ってくるかと言うと、布施や喜捨をした場合、「あの世のパスポート」といわれる「あなたの履歴書」に、そうした尊い行為が記されていきます。
そのパスポートは、あなたがこの世を去った時に役立ってくれます。
あの世での旅の途中に、色々な初対面の人達と出会った時、そのパスポートを見せて「私はこういう者です。」と言います。
そうすると、相手はパスポートを読んで「そうですか。あなたは生前素晴らしいことをされたのですね。それならば、あなたの行く世界は右の道を歩いて行ってください。左の道ではありません。右の道が、あなたの進む道です。」と言うような感じで、教えてくれたりするそうです。
このようにして、行く先々でパスポートを見せることで、あなたは「あなたの行くべき世界」に案内されて行くことになります。
