「イイねがないと寂しい」とか「フォロワーを増やしたい」という人達は、「他人に対する依存度が高い人」と思われがちですが、そうとも言い切れないのではないかと私は思っています。
昔から「友達が多いのは良いことだ」「友人が沢山いる人ほど幸せだ」と云いますが、本当にそうでしょうか。
「休日の予定が埋まっている人ほど幸せで、一人で過ごしている人ほど不幸だ」とも思われがちですが、実は全く正反対かも知れません。
行動心理学の研究によると「知性や幸福度が高い人ほど、一人の時間を大切にしている。」という研究結果もあるそうです。
人は多くの人達と交流すればするほど、エネルギーを使います。
それは沢山の人達といるほど、周りの人達の様子や言葉を理解し、それに対して適切な言動を取らなければならなくなるからです。
そうして外部の情報ばかりに自分のエネルギーを取られると、自分自身に対する洞察力が抜き落ちて行きます。
自分自身が見えなくなってくるのです。
ですので、一人の時間を楽しむことが好きな人ほど、自分を見つめることが出来て、知識から智慧を創り出すことができるようになります。
これを別の言葉で、仏教では「悟り」と呼んでいるのです。
ですから「悟りを得たい」という人は、人混みから距離を置くようになるのです。
「自分はどう生きて行くことに、幸せを感じるのか」
「自分の使命とは何なのか」
「何のために自分は生きるのか」
そんな問いを自分自身の中で昇華して行くには、お金や地位や名誉も必要ありません。
ただ「自分を見つめる勇気」が必要なだけです。
一人でいることを怖がる人ほど、行きたくもない場所にイヤイヤ出掛け、離れるべき人とも離れられず、寂しさを埋めるために、友達を欲し、人間関係に依存するようになります。
けれども一人でいることを大切にしている人は、寂しさを「人」で埋めようとしません。
だからこそ、孤独を愛する人は、本当に大切な人、愛すべき人が現れた時に、全力を傾けることが出来ます。
他人に依存しない人は、自立して生きていけるため、他の人を本当の意味で幸せに出来るのでしょう。
