執筆者 西村 | 2025年02月05日 | カウンセリング
誰にでも気分の落込みや高まりは、糾える縄のように、ジェットコースターのように巡ってきます。そのままにしておけば、アップダウンを繰り返すのが自分の心です。この心を、暴馬に例えた聖人がいたり、雲に例えた哲人もいました。お釈迦様は湖面に例えました。「心が波立っている時は、周りの景色が湖面に映らないくらいザワザワしている。しかし、そのザワザワが無くなると、湖面は鏡の様に周りの景色を映し出す。」この例えは「あなたの心が波立っている時には、自分の姿も、周りの人の姿も、本当の姿ではないから、その時に判断をするな。心の静けさを取り戻した時に、自分も他...
執筆者 西村 | 2025年02月04日 | カウンセリング, 雑記帳
「人を愛そう。愛を与えよう」としている人は、総じて人が良い優しい方が多いでしょう。でも、愛深き人が優しいだけで弱いと、その人が与えた愛の想いが広がらないこともあります。例えば「この人は、このままだと悪いことをするに違いない」と分かったとしても、人が良い故に、その悪を止める事が出来ないとしたら、それは「分かっていたのに止められなかった」と言う罪になります。このままだと、この人は必ず罪を犯し、多くの人を傷付けると分かっているのであれば、その人の将来のために「そんな事をしてはいけない!あなたの言動でどれだけの人が悲しむのか分かっているのか!...
執筆者 西村 | 2025年02月03日 | 雑記帳
今年もどこそこで「あけおめ。ことよろ」と言う言葉を耳にしました。「明けましておめでとう御座います。今年も宜しくお願い致します。」の略語ですが、日本語の挨拶には略語が使われていることが多いのです。「行ってきます」も、その一つで「行って参るが必ず帰ってきます」の略語であり、当時は出掛けても、何らかの理由で帰って来ることが難しい時代背景もあり、出かけると言う事自体が命懸けだったのでしょう。戦の時代は勿論ですが、徒歩で移動していた時は途中で怪我をしたり、病気になったりして帰って来られない事もあったのです。「おはようございます」も「お早いお着き...
執筆者 西村 | 2025年02月02日 | 雑記帳
1.0は365乗しても、何度掛けても1.0で変わりません。1.0×1.0×1.0×1.0・・・・1.0しかし、1.01になると365乗すると37.78になります。つまりたった0.01の違いで1.0の37.78倍になるのです。それでは0.99の365乗はと言うと、0.025となります。1.0すら切ってしまうのです。毎日0.01の努力を365日続けることで、一年後には約37.8倍の自分に成長できる可能性があると言うことです。例えば、毎日15分間だけでも読書をするとか、ウォーキングするとかでも良いのです。(1日24時間は1,440分なので1...
執筆者 西村 | 2025年02月01日 | 本当の終活
「自然死」を勧める中村仁一先生は、現場で頑張っておられるお医者さんであるからこそ、このように仰っておられます。「死にかけの人間が医者にすがるのも、あまり感心しません。何故なら、いかに生きるのか、いかに死ぬのかは人生の問題で、医療で解決できる問題ではないからです。医者は医学の勉強をして医師免許を持っています。しかし特別に人生勉強をして来た訳ではありませんし、人生修行もしていません。また、さしたる人生経験もありません。そんな医者に、如何に死ぬかと言う、難しい人生問題を突きつけるのは可哀想すぎます。医者には荷が重すぎて逃げ回ることしか出来ま...