アドラーの考え方

アドラーの考え方

心理学者のアドラーはフロイトやユングと違い、「不幸な人や病人ばかりを研究しても、通常人や平均人など、普通の人以上の人には通用しないのではないか。」という考え方を持っていました。「今の心理学は、マイナスから出発し、何とかプラスマイナスゼロに戻そうとする心理学であるが、『病人を研究すれば、その理論が人類全体に通用する』ということはないのではないか。そうした病人や不幸な人の研究ばかりでなく、むしろ必要なことは、世の中で幸福に生きている人や、社会的に成功した人の研究をすることだ。『どうして、そうなったのか』ということを理解して、教えることがで...
コミュ障

コミュ障

「コミュ障」という言葉を、最近よく目にするようになりましたが、「コミュニケーション障害」とは違うようです。ネットスラングとしての「コミュ障」は、人見知りや会話への苦手意識を持つ方の性格や、人柄を指す俗語として広く使われています。医学的な「コミュニケーション障害」は、脳機能や発達の特性(自閉スペクトラム症など)に起因する、機能的な障害を指すようです。「コミュ障」によく見られる特徴としては、「初対面で緊張して言葉が詰まる、沈黙が続いてしまう。」「相手の話を聞かずに自分の話ばかりしてしまう、または言葉の裏にある意図に気づきにくい。」などがあ...
虫の知らせと共時性

虫の知らせと共時性

お坊さんが「夜、誰もいない真っ暗な本堂で人が歩く音が聞こえたり、チーンと鉦(かね)の音が聞こえたりする」という体験は、「よくあること」なのだそうです。お坊さんも慣れたもので、そうした不思議なことがあった翌日には、お葬式が入ったりするそうです。こうしたことも一種の「虫の知らせ」とも言えるでしょう。また、戦時中には「戦地に出向いているはずの子供や父親、兄弟などが、戦地で亡くなった同じ日の同じ時間あたりに、出征したところから帰ってきて『やぁ、ただいま』と言いながら、玄関を開けて戻ってきて歓談した。」というような夢を見て、「ああ、夢だったのか...
井の中の蛙

井の中の蛙

一昔前頃のお話ですが、一族皆んなが東大卒で、ご自身も90代で有名な英文学者の孫が、一族で初めて慶應大学に入学したという話がありました。一族は皆んな東大卒だったに、慶應に行った」ということで、孫を皆んなでバカにするものだから、孫はとうとう頭に来てしまって、刃物でその90代の祖父を刺して殺してしまったという事件がありました。一族の皆んなが優秀なもので、「東大でなければ異常」ということなのでしょう。慶應大学でも、多くの方が憧れるほど難関大学なのに、ある集団に属すると「他の評価が見えなくなる」「洗脳状態になる」ということが起きてしまいます。つ...
ユングとフロイト

ユングとフロイト

心理学を学ぼうとする人たちの前に、必ず現れてくるユングとフロイト。彼らはどんな人でどんな関係だったのでしょう。お互いの一生については、ネットなどで検索すれば調べることが出来るので、ここでは割愛させていただきます。フロイトは深層心理の世界を認めて、「幼児虐待や幼児性欲という抑圧体験が、色々な心の不調和や社会との不適合を起こしていく」という結論を創って行く訳ですが、「これをユングに引き継いで欲しい」という考え方も持っていました。しかしユングは、フロイトと違い「民族の中に共通する『元型』のようなものがある。皆が持っているような、集合想念的な...