心理学を学ぼうとする人たちの前に、必ず現れてくるユングとフロイト。
彼らはどんな人でどんな関係だったのでしょう。
お互いの一生については、ネットなどで検索すれば調べることが出来るので、ここでは割愛させていただきます。
フロイトは深層心理の世界を認めて、「幼児虐待や幼児性欲という抑圧体験が、色々な心の不調和や社会との不適合を起こしていく」という結論を創って行く訳ですが、「これをユングに引き継いで欲しい」という考え方も持っていました。
しかしユングは、フロイトと違い「民族の中に共通する『元型』のようなものがある。皆が持っているような、集合想念的な元型のようなものがある。あるいは民族を超えて普遍的に広がるような、深層心理の元型のようなものがある。」というようなことを主張していました。
そして「それがUFOのように見える」というような言い方をして、元型の研究を一生懸命しておりました。
またユングは、自伝の中にも書いていたかと思いますが、幽体離脱や体外離脱を体験していたようです。
これは宗教者であれば間違いなく「霊体験」と言うことになりますが、彼は一応「心理学者」という立場であったため、そのように捉えず「夢の一種」ぐらいに解釈しておりました。
また当時イギリスなどでは、コナン・ドイルも熱心であった「降霊会」が流行っていましたが、ユング自身もよく降霊会に出ていたそうです。
ユングは相当霊的な体験をしていたようですが、そのことはおくびにも出さず、そうした事柄が学問になるように一生懸命、心理学論文を書いていたと思われます。
それはおそらく、キリスト教文化圏社会における「異端狩り」「異端審問」のようなものを恐れていたからかも知れません。
フロイトは過去の自分に心理学の原点をお求め、ユングは見えない世界にも触手を伸ばしていたため、袂を分かってしまったのでしょう。