会社勤めや官庁などに入って、仕事をしている人にはよくわかる話かと思いますが、「せっかく出世したのに、なぜか人に嫌われるようになった」と感じた方々が、いらっしゃったりします。
これは「気のせい」でもなく、組織の運営上どうしても避けられないことだと思います。
出世すると、組織における立場が上がりますので、より「トップリーダーの考え方」に合わせていかないと、上手くやっていけなくなってしまいます。
例えば、部下から「与えられた予算が足りないから、企画がこのままだと頓挫します。社長に直に訴えさせて貰えないでしょうか。」と懇願された時、「そんなことは自分たちで解決しなさい。社長は忙しいのだから。」という言い方をしてしまって、「出世するまでは良い人だと思ったのに、偉くなった途端にあれだよ。」なんて、嫌われてしまうこともあるでしょう。
でもこれは、ある程度仕方がないことなのかもしれません。
どんなに「天皇様に会いたい」と言っても、「1ヶ月ルールがあるからダメだ」と追い返す人が宮内庁の中に必要なように、上の立場になればなるほど、心情的には分かるけれど、大局的に観ると断らなければならないことも多々発生するということです。
その嫌われる勇気が無いのであれば、あまり出世を望まないということも必要なのかも知れません。
