執筆者 西村 | 2025年08月22日 | カウンセリング
自分の努力とアイデアが世の中に認められ、一躍、風雲児のように脚光を浴びる人達がいます。しかし、そうした人たちの中には、自分の力に酔いしれ、他の人達への感謝を忘れて、天狗になってしまう人達もいます。こうなると早晩、転落が始まります。最初は「蝶よ花よ」と集まってきた人達も、翳り始めると蜘蛛の子を散らすように、サッと周りから居なくなります。そうしてスターダムからの転落が始まります。こう言う状態になると、上り詰めたのが早ければ早いほど、下り坂も急になります。天狗の一本下駄は登るには適していますが、下るにはストッパーが効かず、アレヨアレヨと瞬く...
執筆者 西村 | 2025年08月21日 | 雑記帳
前にも書きましたが、「念い」は「想い」よりも、「思い」よりも、現実的な力を持ちます。松下幸之助翁が全国から集まった経営者における講演会を開催したときに、テーマは有名な「ダム経営について」でした。その中の質疑応答の場面で、ある方が「ダム経営の素晴らしさは分かりましたが、一体どうすればダム経営を出来るのでしょうか?」と言う質問がされました。この質問に対して松下さんは「さあ、それは分かりませんのですわ。ただ、まあ、ダム経営したいと念わなければ、そうなりませんなぁ。」と答えたそうです。これに対して「天下の松下とあろう者が、その程度しか言えない...
執筆者 西村 | 2025年08月20日 | カウンセリング
小さい頃からの自分の失敗を振り返ると、何度も同じような失敗やミスをしている事が分かります。それは人間関係においても同じです。「こうやって調子が良くなってくると、必ず横槍を入れる人が現れてきて、全てをグチャグチャにして行く」とか「仲が良くなると決まって数ヶ月、数年後に別れがやってくる」など、自分が反省していないからそうなるのか、それとも「そう思っているから」そうなるのか、分からないところがあります。しかし、失敗のパターンが分かっていれば「そろそろ、過去のあの時の状況と似てきたから、失敗しないように注意しよう。」と、転ばぬ先の杖を考えます...
執筆者 西村 | 2025年08月19日 | 雑記帳
「世界の中で、無宗教と言われる国は日本も含めて数国しかない」と言われていますが、それは国が国教を持っているかどうかで、見ているからそうなるのでしょう。日本は、何処かの国のように宗教を否定している訳ではありません。いや寧ろ「信教の自由」は保証されている民主的な国家です。だからこそ、宗教戦争に対しては否定的な目で見ることが出来ます。しかしながら、その自由な日本においても「新興宗教は怪しい」と言う見方は根強くあります。ただ、仏教もキリスト教も、ユダヤ教もイスラム教も最初は新興宗教でした。既存の宗教に対して、それに抗う形で現れた宗教でした。従...
執筆者 西村 | 2025年08月18日 | 雑記帳
古今東西、賢人と言われる思想家は数多いらっしゃいましたが、数百年、数千年残る思想家は、ほんの一握りしか存在しません。それだけの風雪に耐えてもなお「真理を語っている」と思われる賢人だけが、人類の進化に寄与し、人々の記憶残っています。釈尊、イエス、孔子、ソクラテス、モーゼの様な宗教家、哲学者もいらっしゃれば、ニュートン、ダビンチ、アインシュタイン、エジソンなどの科学者、芸術家もいらっしゃいます。彼らの共通点として一つ挙げられることは、「成長し続けてきた人生を送っていた」と言えるのではないでしょうか。彼らの多くは人生の途中で、多くの名声や名...