執筆者 西村 | 2025年08月03日 | カウンセリング
「付き合っている人はいるけれど、結婚までは踏み込まない…」と言う方は意外と多いようです。そもそも、相手や自分に事情があって結婚出来ない場合もありますが、その問題を解決したところで「本当に結婚したいのか?」と言う疑問も出てきたりします。そんな時に、決断する時の材料として、以下の事を考えてみるのも大切かと思います。①「相手は自分と釣り合っているのか」ということです。自分はこの位の人間だけれど、相手はどう見ても釣り合っていないと周りの人達から見られる結婚は、婚姻後で中々厳しい事が待っている場合が多いようです。「相手に合わせて背伸びしてきたけ...
執筆者 西村 | 2025年08月02日 | 雑記帳
「布施(ふせ)」とは、仏教で言うところの「僧侶や僧団に対して物品などの施し」をすることですが、お賽銭やお札を買い求めることも、広義の上では「布施」と言っています。しかし本来は、「人が、自らが大事なものを神や仏に差し出すことで、その執着を断つ修行の一環」として「布施(行)」があったのです。ですのでお釈迦様は、弟子の僧侶に対して「あなた方は物乞いではない。あなた方は実は与えているのだ。布施の機会を与えることで、布施をする人達に大きな愛を与えているのだ。あなた方がお椀を差し出す時、無言のうちに彼らを教え導くことが大事なのだ。与えると言う行為...
執筆者 西村 | 2025年08月01日 | カウンセリング
「自分のために生きるなんて当たり前」だと思って、多くの人が生活しています。たとえ親子であっても、たとえ夫婦であっても、所詮は「一人一人の幸せを求めて生きている」と冷めた見方もあるかと思います。もちろん、その考え方は間違いではないでしょう。しかし、何か一抹の寂しさや哀しみが付き纏います。それは、大抵「自分のためだけに生きている人」は、他の人が助けようとはしてくれません。「しっかりしているんだから、勝手に一人で生きればいいじゃん」的に、何故か周りの人から見放されて行きます。しかし、他の人のために生きようとすると、周りの人達が自然と助けてく...
執筆者 西村 | 2025年07月31日 | カウンセリング
私達は「他人に愛されたい」そんな思いで生きているところが何処か心の中にあったりします。中には「他人に優しくするのは、その見返りを求めているから」と割り切っている人もいます。「ギブアンドテイクの世界だから何が悪い」と言われれば、今の世の中の多くの人達は納得する部分もあるでしょう。しかし、皆が皆ギブアンドテイクの精神で生きていったら、世の中は良くなって行かないでしょう。供給が需要を上回らなければ豊かになって行かないように、愛の需要以上に愛を供給する側が増えない限り、バランスシートではプラスになりません。しかし供給側が増えないのは、「愛を与...
執筆者 西村 | 2025年07月30日 | 雑記帳
相談者から七福神の質問をされることが、何故か最近多くなってきました。特に弁財天様が気になる方が多い様で「どう言う謂れの方なのでしょう?」と訊かれるのですが、元々はヒンズー教における「サラスバーティー神だと思われます」と答えています。彼女はヒンズー教における「水と豊穣を司る女神」であり、芸術や学問など「知を司る女神」でもあります。その女神が、日本に仏教伝来の際に伝えられて、神仏習合で弁財天と呼ばれることになったようです。インドでは内陸部が深く、海を知らない人達の方が多いので、「水の神」となると「川の神」とイコールになり、川の神サラスバー...