会議と効率

会議と効率

どんな国でも、どんな会社でも、どんな組織でも、人数が増えてくると会議が多くなってきます。たった一人だったならば全部自分で決めて、自分で実行出来たのに、2人、5人、10人、100人と人が増える分だけ、意思の疎通と決定を話し合いとかで決めていかないと動かなくなってきます。もちろん、独裁者やワンマン社長であれば「私が決めたこと実行すれば良い」となりますが、それでも部下達は愚痴話も含めて、きっと話合いをします。こうした理由から、そもそも会議は効率が悪いものとなり、本来ならばリーダーが決めたことを実行するだけで良いものが、一旦止まってしまうので...
差別と公平

差別と公平

「差別はいけない」と、どんな国でも組織でも声高に叫ばれていますが、ある意味あまり言い過ぎると怖い面もあるのでは無いかと、私は思ってしまいます。と言うのも、肌の色の差別は行けないと過剰になるばかり「大学には何%かの有色人種を入れないといけない」と規定され、成績の良い人が入学出来ない事態が起きたりもしています。また会社の役員には何パーセントかの女性がいなければ行けない、となって慌てて女性を役職者にしたりする企業もあります。確かに性別や人種、肌の色や出自によってチャンスの不平等が起きるとなると、これは是正して行かなければならない問題だとは思...
漁師と旅行者

漁師と旅行者

とある欧米からの旅行者が、ある国の田舎町に観光で訪れた時のお話です。旅行者は湖で漁を営む若者に話しかけました。「君は一日にどの位の時間、漁に出ているの?」「そうだなぁ。大体4時間くらいかな」「あとの時間は何しているの?」「家に帰って子供と遊んだり、奥さんと食事を楽しんだり、たまに一緒に釣りをしたり、夜は友人とお酒を飲んで踊りまくるのさ。」「そりゃあ、時間が勿体無いね。あと4時間働いて、魚をいっぱい取って売れば、大金持ちになれるのに。」「金持ちになってどうするのさ?」「会社を作って大きくして、株を売って、その儲けで昼間から奥さんとワイン...
他人の輝き

他人の輝き

いつもいつも情熱的な人はいないように、ある時は我武者羅に頑張りたい時もあれば、何もしたくない、誰とも話したくない時もあります。「私は輝いたことがありません。人生が楽しいと思ったことがありません。」と言う方が時々相談に来られますが、カウンセリングが終わった時には、明るい表情で帰られる方がほとんどです。別に特別な事をしている訳でもないのですが、強いて言えば弊社の理念である「目の前の人をどうやったら幸せに出来るのか」を実践しているだけです。「目の前の方が、どうすれば幸せになるかを全力で考え、言葉にする。」だけなのですが、これが意外と難しいの...
心のセンサー

心のセンサー

情報や知識量が増えてきたことで、現代人は脳で考えることが主流となって来ました。「物事を合理的に考えて行動や結論を出す」これが当たり前の様になり、これが上手に出来る人が「優秀な人」と思われがちです。でも本当に優秀な人は、こうした合理的な脳的思考と同時に「直感力」を使っております。「私、直感の人なんだよねー」と言う方をよく出逢いますが、そう言う方ですら50%は合理的判断の元に、直感と思う決断をしていることが研究結果から分かっています。しかし本当の直感とは、合理的判断から考えるとNGな事が多いのです。誰もが納得できる判断は合理的思考であり、...