執着の捉え方

執着の捉え方

「執着はいけないこと」その様に捉えている方が多いかと思います。しかしながら執着に対する考え方が人それぞれなので、一概にその方が言う執着が「無い方が良い」と言えないと言うのが現状かと思われます。一般的な事を言いますと、執着とは「トリモチ」に例えられます。トリモチとはネズミや鳥や昆虫などを捕まえる時に使われるベタベタとした餅のよう物質のことで、主にモチノキの樹皮から作られています。このトリモチに捕まるとベトベトがくっ付いて来て、なかなか取れません。執着も何度も振り払ってもベトベトと、くっ付く粘着質な念いに似ています。「楽しいこと、嬉しいこ...
人間はチンパンジーと変わらない?

人間はチンパンジーと変わらない?

万物の霊長と言われる人間の遺伝子は2万2000個と言われています。数だけの比較であればハエの倍程度、魚やネズミとほとんど同数です。また人間とチンパンジーの塩基配列の違いは、たった1.2%にしか過ぎないと言うことも分かっています。と言う事は人間とチンパンジーは98.8%は同じ生き物だと言う事です。人間同士の個体差で見ても、個人によって意味のある違いは、ゲノムの塩基配列千個につき五個くらいである事が分かっています。と言う事はノーベル賞を取った人も、東大を主席で卒業した人も、宇宙飛行士となって宇宙遊泳した人も、遺伝子的な違いは0.5%程度し...
質問力

質問力

「何か物事を学ぶ時に大切なことを上げてください」と問われたならば、私は真っ先に「質問力」をあげると思います。私も師匠について数十年間学んで来ましたが、最初の頃は何を質問して良いのか分からず、師匠に「質問はないか?」と訊かれても「ん〜ありません。」と答えて叱られてました。「質問がないと言うのは、真剣に考えていないからだ。人は物事に集中すればするほど疑問が湧いてくる。例えば、そもそもなぜ学ぼうと思ったのか?から始まり、学べば学ぶほど、実践すればするほど疑問や質問が出でくるようになって来るのが人間だ。」歴史に名を遺す偉人たちは押し並べて質問...
流れを掴む

流れを掴む

「常日頃の習慣化が、事を起こす時には大きな力となる。」というお話は皆様もよく耳にする言葉かと思います。継続は力なりと言う事ですが、なぜ継続は大きな力を発揮することになるのでしょう?「毎日毎日の練習が身体を鍛え、心を鍛えて、能力向上をさせる」それもあるでしょう。確かに日々の努力が知らず知らずに自分自身を鍛え上げて行く事は、とても重要な成功要因の一つです。でも、毎日同じ様に努力精進していても、勝ち負けが出て来てしまうのは、努力の差だけでしょうか。そこには「流れを掴む」センサーの違いがある様に、私には思えてなりません。「この瞬間は大切だから...
吉祥文様

吉祥文様

日本には、縁起がいいとされる絵柄(和柄)が多くあります。吉兆柄や吉祥文様とも呼ばれるこれら文様は、日本の伝統文化や信仰から生まれ、縄文時代から続いている柄もあります。また、現代のデザインやファッション、アートにも影響を与え、伝統工芸品にも多く使われています。最近ではアニメのよく使われる様になりました。皆様が良くご存じのところでは…「市松模様」は鬼滅の刃で主役が来ている紋様はブームにもなりました。また唐草紋様はバガボンにも使われてました。これらの紋様にはそれぞれ意味が込められております。例えば、青海波という扇形の紋様が重なって波が立って...