執筆者 西村 | 2025年12月03日 | カウンセリング
人間には大きく分けると、器用な人と不器用な人がいます。例えば伴侶を選んだり、選ばれたりする場合にも、その影響が出てきます。「自分の仕事からすると、この人の器用さでは少し無理かな。」という相手と結婚したら、やはり苦労するはずです。あるいは「このくらいは支えてもらわないと行けないのだけれど、外見には惹かれる。」とか「学歴や年収には惹かれる。」とかいうこともあるかも知れません。ただ、家庭生活を営みながら、仕事で大成していくため条件にならないものに惹かれている場合、一緒になって「座礁するような未来」が待っている可能性な高いと言えます。従って、...
執筆者 西村 | 2025年11月30日 | カウンセリング
「お金がなかなか貯まらない」そんな事でお悩みの方々が、結構な人数がいらっしゃいます。かく言う私もそのうちの一人ですが(笑)ご相談者のお悩みのベスト3に入るのではないかと思うくらいに、「お金が貯めるのが出来なくて…」と言うお話はよく聞きます。お金を貯めるときの原則は「収入よりも支出を少なくする」が基本ですが、これが現代では、なかなか出来ないようです。カード払いしていると、「来月の給料分を当てにして先払いしている」と言うことになるので、収入に関係なく支出してしまう訳です。ですから自分の頭の中での収支計算で、いつでも「現実の手元にある収入よ...
執筆者 西村 | 2025年11月21日 | カウンセリング
イギリスの小説家、劇作家、評論家でもあるアーノルド・ベネットが書いた「自分の時間」という書籍には、このような事が書かれていました。「自分の1日24時間をよく観なさい。そして今何とか頑張って、1日の中になんとか90分を作り出しなさい。土日祝日は当てにしないで、平日に時間を作れるかどうかが人生の分かれ道です。」というような事が書かれていました。残業もあり、付き合いもある社会人が「毎日、毎日必ずきちっと90分を確保する。」という習慣を作るには、色々な断念がある事でしょう。例えば、「お付き合いでも、何回に一回くらいは受けるけれども、他は受けな...
執筆者 西村 | 2025年11月20日 | カウンセリング
今ではパワハラとか言われてメッキリ少なくなった「飲みニケーション」ですが、それが形を変えて、バーベキューの誘いや、カラオケ、ゲーム、ランニング、SNSなどの仲間やグループへの誘いに変わって来ています。こうした誘いに加わっていく人もいれば、自分の時間を大切にする人もいます。誘われても付き合わないと「付き合いが悪いヤツ」と言われてしまうのが怖くて、〇〇の会や何々の集い、ママ友、パパ友などに嫌々加わっている人達も大勢いらっしゃることでしょう。しかし不思議なことに、こうした付き合いの悪い「自己主義的」「利己主義的」に見える人達が、一定期間やり...
執筆者 西村 | 2025年11月19日 | カウンセリング
「あの人は、本当に良い人なのに、幸せに縁遠い」と言われる人が時々いらっしゃいます。意外とあなたが、そういう人なのかも知れません。こうした人の特徴は、「人に対して誰にでも優しい」と言えるのではないかと思います。悪いことではないし、寧ろ周りの人からすると「側にいて欲しい人」なのですが、どんな人にでも優しいと「慈悲魔」になってしまう可能性もあります。「あの人は、明らかに正義に反する人だ」「裏表があって、周りの人を混乱させる人だ」そう言われる人達に対しても、慈悲魔は「私が助けてあげなくて、誰が彼等を助けてあげられるの」という気持ちで、彼等に手...
執筆者 西村 | 2025年11月18日 | カウンセリング
仏教の説話に「底無し釣瓶で水を汲む」と言う話があります。釣瓶の底が抜けていたら、井戸の中に落としたところで水は汲めません。それでも、上げた釣瓶には多少の水滴が付いているから、それを少しずつ少しずつ樽に移し、何百回も続けるうちに、水が樽いっぱいになったというお話です。ここに、人間の努力の儚さのようなもの「やっても、やっても少ししか進まない」という何とも言えない努力の無常さを感じてしまいます。練習や修行をしていても、結局は底無しの桶、釣瓶で水を汲んでいるようなもので、何滴か取れた水滴を、少しずつ少しずつ樽に溜めていっぱいにするような感じが...