競争社会の功罪

競争社会の功罪

勉強でもスポーツでも仕事でも、現代は競争社会です。競争の中で、人を蹴落としたり見下したりし「人を蹴り出してでも自分が勝てば良い」という感じであれば、人間性が高まるどころか、動物性が高まってしまうことにもなるでしょう。これは、闘争本能のままの「弱肉強食」の世界であって、到底精神性を高める行為とは思えません。しかし、競争社会の中においても「これもまた、自分を磨くための材料だ。自分の精進を測る尺度だ。自分自身も他の人との競争が何もない社会に置かれたら、やはり怠けてしまい、楽をする方に流れてしまう。」と考えたならば、精神性は高まります。そうい...
意志の鍛錬

意志の鍛錬

自制心をつくるには長い年月がかかります。それをつくっていくものが、絶えざる「意志の鍛錬」なのです。山の中に籠ったり、滝を浴びて瞑想したりするよりも、現代的に鍛えられる方法があります。一つは「勉強」です。勉強が最初から好きで、勉強する人の数は少ないのですが、勉強しているうちに好きになることもあります。勉強をするためには、自分の好きなものを脇に置いて、遊びたい欲望や怠けたい欲望を抑えなくてはなりません。夜は夜更かししたいし、朝はゆっくり眠っていたいけれど、その思いを抑えて勉強する。天気が良いので、外にパッと遊びに行きたいけれど、その気持ち...
信用がある人

信用がある人

信用がない人は大抵は、ワガママで自己中であることが多いようです。また信用ができない人は、自分の「喜怒哀楽」の感情が露骨にスッと出てきて「あれがしたい。これがしたい。」と言いますし、自分にとって不利になったらカッと怒ります。しかし、自分にとって良いことがあったら、猫撫で声になり、とろけるようになってしまいます。これは動物にもよくみられる傾向ではあるのです。動物は、自分にとって不利なこと「危機だ」と思うことがあると、一目散に逃げるか、相手に敵対して歯を剥き、襲い掛かろうとします。しかし、餌をくれるとなると、猫はノドをゴロゴロと鳴らし、犬は...
リーダーと自制心

リーダーと自制心

親御さんたちは、自分のお子様に対して「元気で活発で、勉強ができればなお最高」というように見やすいかと思います。そのため「他の子と一緒に楽しく遊んでいる子」「休み時間になると、直ぐに友達と遊びを始める子」が「すごく子供らしくて、素晴らしい」と、肯定評価しがちです。一方、用心深く慎重すぎる子だと、子供らしくないように見えることがあって、親も先生も反対の評価をしている場合が多いようです。しかし、「幼いけれど、冷静で理性のある子」は「暗い」「陰気だ」「臆病だ」と思われがちですが、そういうタイプの子供は、自制心があり、大きくなって大人になって行...
嫌いな人

嫌いな人

豆苗を久しぶりに買って来て、サラダにして食べてみました。ちょっとクセはあるけど美味しいですね。豆苗の茎の部分を切り取った後、トレイに水を入れ、また育ててみましたが、なかなか伸びて来ません。「あれ?いつもなら直ぐにワサワサと伸びてくるのに…」と思っていたら、3日後あたりから、ちょっとずつ伸びて来ました。しかし、その伸びが全部左側に傾いて伸びていきます。「こんなこともあるんだ。陽の光に向かってなら、後ろ向きに伸びるはずなのに…」と思っていたところ、豆苗の右側にタマネギを置いてある事に気が付きました。タマネギを退けたところ、豆苗は真っ直ぐに...
キレる人

キレる人

私の子供の頃は「キレる人」というと、「頭が良い」とか「シャープな頭を持っている人」というような意味で、使っていた気がします。ところが現代的には「キレる」とは、そういう良い意味ではなく「すぐカッときて、見境なく行動する」という意味のようです。従って「キレる子供」とは「ナイフを振りかざしたり、突如衝動的に窓を割ったり、机を壊したり、椅子をまだから投げ捨てたり、カッとして動物を殺してしまったり、人の迷惑になるようなことを見境もなく衝動的に行ってしまう子供」のことを指します。また大人でも、すぐにカッときて、子供を虐待したり、昔なら考えられない...