気

「気」は1945年までは「氣」と言う漢字が使われていました。しかしGHQの指導により改変されました。米と言う字は、米が主食のアジア人にとっては「命の根(もと)」であるので、中国人は「氣」と書いて、米のエネルギーが身体に如何に大切なのかを表していたのでしょう。「稲」は先程と「命の根(いのちのね)」から来ていると言う説と「稲光が多いと米が豊作になる」から来ていると言う説があります。色んな説はありますが、日本人の私たちからすると「こめ」や「いね」が大和語である訳ですから、「命の根が込められいるのがコメである」と言うのが意味がしっくりときます...
男女

男女

「男らしさ」「女らしさ」この言葉が現代では「性差別」と捉えられると言います。どうしてそうなるのか私には甚だ疑問ではありますが、性差別を声高に語る人達こそ、強烈に性の違いを意識しているような気がするのは私だけでしょうか?私は性の違いを意識していないせいか「男性だから…女性だから…」とか言う言葉は使いません。私達の子供は3人とも女性ですが「女性らしく振る舞いなさい」なんて言う言葉は一度も使ったことがありません。でも決して私が特別な訳ではないと思います。様々な競技に男女の別がある事も当たり前と思いますし、女の子がスカートを履こうと履くまいと...
鏡

「人は鏡」と言う言葉は昔からよく語られています。「その人が嫌な人に思えたら、あなたも嫌だと思われてます。あなたが好意を抱けば、相手もあなたに対して好意的になってくれるでしょう。」そう言う意味で使われている言葉です。お釈迦様も「自他を分つものは肌一枚。それほどに薄い皮一枚を、人はとても厚い壁のように作り上げる」と言う趣旨の事を仰っています。あなたはアリの個性を見分けられますか?人間にはまったく同じに見えるアリたちにも、名前はないかもしれませんがあ互いに個性の違いを見分けていることでしょう。その違いはアリたちには分かっても人間には分かりま...
サリバン先生

サリバン先生

皆様はヘレンケラー女史については皆様は良くご存知のことでしょう。視覚と聴覚が不自由でしたが、障害を持つ人々や女性参政権、労働者の権利、世界平和のため運動を起こしました。社会啓蒙家として障害を支えた偉人です。そのヘレンケラー女史を教育指導した方がアン・サリバン先生ですが、その生涯についてはヘレンケラー女史ほど知られていません。ご自分自身も目を患い回復したものの、生涯元の通りとはならなかったようです。縁あってヘレンの家庭教師になったのですが、ヘレンは甘やかされて育ったせいもあり「嫌な事はしない。したい事だけする。」と言う極度のワガママ性格...
無駄

無駄

「仕事が出来る人は無駄な時間を作らない」と言われているようですが、本当にそうでしょうか。もともと「仕事が出来る人」という定義が違えば、見方も変わって来てしまうので「仕事が出来る人=〇〇な人」を決めなければならないですね。私は「仕事」と「労働」とは似て非なるものと思っておりますので、「仕事が出来る人=愛を与えるのが上手な人」と捉えております。そう考えると「無駄な時間を作らない人」とはイコールにはならないですね。例えば、仕事の合間に悩んでいる部下の気持ちを、コーヒー缶を差し出しながら聞いてあげる…こんなことは仕事とは関係ないと思う人にとっ...
禍福

禍福

「何が自分にとって幸せなのかは分からないけれど、何が不幸せは分かる」この言葉は、ある映画のセリフですが、皆様もきっと頷かれたことでしょう。人は幸せを求めて生きているのに、意外とその幸せが手に入ると無頓着になり、不幸せな所ばかりを見つけようとしてしまうようです。他人から見て「さぞかし幸せでしょうね」と言われている生活をしていても、本人達はちょっとも幸せに思っていない事もあります。結局のところ「幸せは心の想いよう」と言うことになるのかも知れません。同じ事が起きたとしても「ある人はそれを不幸」と捉え、ある人はそれを「これから幸せになるための...