宇宙のスイッチ

宇宙のスイッチ

「はじめに言葉ありき」とは新約聖書「ヨハネによる福音書」第1章の言葉ですが、松下幸之助翁は良くこの言葉を引用されました。何事にも最初はあります。初めて行う事業。初めて出逢う人。初めて経験する事柄。その時には、大きな緊張、止めどない不安もある事でしょう。それでも「とにかくやってみよう!」「はじめまして!初めてですが宜しくお願い致します。」「チャレンジしてみよう!」と頑張ってみようと、上記のような言葉を発したのではないでしょうか。言葉は何かを初める時のスイッチであり、リモコンなのです。誰でも初めての時は、何からしようか迷います。でも「やっ...
大きい者ほど

大きい者ほど

世の中には、自分の素晴らしさを上手に自慢出来る人達が数多くいらっしゃいます。「私はこんなにお金持ちなの」「私はこんな有名人と知り合いなの」「私が命令すれば数千人、数万人の人達が動く」など、その自慢に際限はありません。そうした人達を批難批評する達も沢山いらっしゃいます。「親から受け継いだ地位や名誉じゃないか。所詮、自分で勝ち取ったものじゃないだろ。」「どうせ他人を泣かせ、苦しめて手に入れた財産だろう。裏を暴いてやる。」などと言ってSNSなどで誹謗中傷を繰り返す輩もおります。私から診れば、どちらも「同じ穴のムジナ」のように思えます。「大き...
でくのぼう

でくのぼう

日本人の多くが利口な人になってきたようですね。利口な人は、頭の回転が早いし、仕事も早い、情報収集能力にも長けていて色んな事を知っている…でも、いつでも自分本位、他人は他人。所詮自分のことは分からないし、分かろうとしない…そんな一見賢い人が増えてきている気がします。宮沢賢治の中に出てくる「でくのぼう」は全く反対の人物です。欲はなく、いつも静かに笑っていて、自分を勘定に入れず、病気の子供がいれば行って看病してやり、日照りの時には涙を流し、寒さの夏はオロオロ歩く…そんな「でくのぼう」は、今の世の中だとアホだバカだと言われてしまうのでしょう。...
金銭

金銭

「お金は有りすぎても困ることはない」なんて言葉を聞いたことがあるでしょう。「その通り!」と言う人もいれば「そんな事はない。分相応にあればいい」と言う人もいて、お金の量に関しては色んな意見や考え方が古来からあります。確かに、この地球上においてはある程度の便利さを与えている事は間違いありません。しかし宇宙人がいるとしたら、彼らも同様にお金を使用していると思ったら大間いでしょう。お金がない社会システムの中で、暮らしている場合は多いにあり得ます。となると、私達の暮らしや幸せにとっては、お金は絶対ではないかも知れない…そんな気がしてきます。少し...
依存

依存

世の中には他人に対して依存させることでお金儲けをしているビジネスが案外と多いようです。依存させることは別に悪い事ではないかもしれませんが、例えば、占い師、霊能力者と言われる人達は「〇〇しなければ、✖️✖️になりますよ。」と脅すようにして、人生の問題について自分で決断させる事を辞めさせ、依存させたりします。自分で物事の決断をしなくなると、相談者はそうした輩に心ならずも依存するようになってきます。何を決めるにも占い師に頼ったりするようになり、占い師もそれで儲けようとします。 これでは...
格率

格率

格率(かくりつ)=「皆んながして良いと思われる道徳的な事柄を行うこと」つまりは「皆んなが、その行為を行う事で世の中がおかしくなるのならば、それはやってはいけない事。皆んなが真似たとしても、世の中が良くなるのならばそれは間違ってはいない。」言ってみれば、世間に広まって世の中が悪くならないならば、それは格率と言えると言うわけです。例えばあなたがどんなにお酒好きだからと言って、朝から晩まで飲む行為を、世界中の人達が同じ様にやり始めたら、それは善になるのか?悪になるのか?考えれば分かりますよね。と言うことは、「酒は場所と飲む量を考えれば許され...