形態共鳴

形態共鳴

「形態共鳴」・・・聴き慣れない言葉だと思います。ケンブリッジ大学で生化学の博士号を取得し、イギリス王立協会の研究フェローとして活躍したシェルドレイク博士が提唱した理論です。簡単に言うと「世の中の似たような出来事が、何度も世界各地で同じように起きるのは形態形成場が出来上がり、形態共鳴したからだ」という理論です。これでも分かりにくいかと思いますので、良く引き合いに出される具体例を挙げさせていただきますね。「猿の芋洗い」(101匹目の猿として有名です)宮崎県の日本猿の一匹が芋を海水で洗って食べたのをキッカケに、遠く離れた高崎山の日本猿も芋洗...
冒険

冒険

新しい事に挑戦したり、初めての人に出逢う時には、誰しもドキドキする事でしょう。そのドキドキは若い頃の方が大きかった気がします。歳を経る事に、ドキドキ感が薄れて行く感じがします。それは少し悲しい事ではありますが、それだけ人生の経験が増して、新しい事が少なくなっている証でもあるように思えます。人生何十年も生きていると、大抵のことは経験しておりますし、新しい事でも「初めて事だけれど、これは〇〇に似ているから、多分こう対処すれば大丈夫。」と推測がハズレなくなって来ます。こうしたことは経験による智慧ですが、この智慧も「誰もが歳をとったから同じよ...
継続

継続

物事を習慣化するには「毎日欠かさない継続の力」が必要だと言われますが「毎日コツコツが出来ないから難しいのよ!」と言い返されそうです。笑特に初めてのことや、あまり好きではない事は、なかなか数分でも毎日続けることは厳しい…それは自分の体験でもよく分かっています。私も若い頃は、運動にしても、読書にしても、三日続けば良い方で「習慣が身につかない人」でした。その人間が今や毎日のルーティンが23個ある人間に変わったのです。朝の読書、感謝のお祈りから始まり、腹筋、腕立てなどの軽い運動、日記、「ありがとう、ごめんねノート」の記載…数え上げたら23個。...
習気

習気

「薫習(くんじゅう)」と習気(じっけ)とは同じような意味の言葉ですが、薫習と言うと「身体や心に染み付いて離れなくなった学びごと」と言う感じがして、もう一生忘れることはない技のように思えます。かたや習気と言うと「これからその薫習をして行く気持ち」みたいな感じかと思います。私達は初めて挑戦する事でも、習気を持って、薫習して行けば、どんな事でも自分のものになると言う事なのでしょう。でも最初から「どうせ自分には無理さ」とか「そんなに長い間、努力するのは嫌だ」と言う人には「習気」さえ起きずに終わってしまいます。先ずは「やってみよう!」と思う事が...
褒める叱る

褒める叱る

よく「私は褒められて伸びるタイプだから褒めて下さい。」という人がいますが、私は少し違和感を感じてしまいます。褒められて伸びるのはあなただけではなく、多くの人がそうだから、敢えて言われる様な事では無いと思ってしまいます。逆に考えてみれば良いわけで「私は叱られて伸びるタイプだから叱って下さい。」と言う人が世界中にどれだけの人数がいるかと言ったら、圧倒的に少ないと想像が付くのではないかと思います。あなたの周りに、叱られて伸びるから叱って欲しいという人はいますでしょうか?少なくても60年以上生きて来ている私ですが、そんな人に出逢った事は一度も...
捨てる

捨てる

人は誰でも長生きすればするほど「捨てられないもの」が沢山出来てくるようです。もちろん思い出の品や写真もそうですが、友人や知人、親戚や家族と言った人間関係でも言えるでしょう。長年カウンセリングをしていると、「自分の周りの持ち物が溢れかえる方」の8割くらいの方が、人間関係のトラブルを多く抱えている事に気がつきます。「溢れかえるってどの程度の事を言うの?」とご質問されそうですが、週に一回出すゴミの量が、ゴミ袋一袋も無い方の家は大抵、モノが溢れかえっております。もちろん住まわれている方の人数にもよりますので一概には言えませんが、一人暮らしの方...