執筆者 西村 | 2025年02月26日 | カウンセリング
論語の中に「人の己を知らざるを患えず、人を知らざるを患う」と言う言葉が出て来ます。「他人が自分のことを理解してくれないと悩むよりは、自分が他人を理解していないことを憂いなさい」と言う意味になります。多くの人の悩みは「他の人が自分のことを理解してくれない。分かってくれない。」から起きている言われています。「あなたは『自分の事を理解してくれない!』そう言いますが、あなたは他人を理解しようと努力しているでしょうか?」そう孔子は皆さんに問うているのでしょう。自分が他人を理解していない程度に、あなたも理解されていないと思えるのならば、一生懸命に...
執筆者 西村 | 2025年02月18日 | カウンセリング
「他人より先に行動を起こせば成功する」とビジネス界では言われています。確かに新しいビジネスアイディアが出た時には、誰かがやる前にやって仕舞えば有利な立場になる事はあるでしょう。しかし、その分、新規開拓の洗礼を受けて苦労します。ですので、今では「ベンチャー的企業が市場開拓をして、ニーズを掘り出してくれたところで、大きな会社が資本を注ぎ込んで乗り込む」方法が、アメリカでも日本でも良く行われています。まさに「二匹目のドジョウを狙う」訳ですが、一見すると賢いやり方のように見えます。ビジネス的には、それでも良いかと思いますが、市場を創っていく醍...
執筆者 西村 | 2025年02月15日 | カウンセリング, 雑記帳
「あなたのお名前は?」と聞かれると大体の方は、上の名前「苗字」を答えます。苗字は江戸時代までは、公家や武士など一部の特権階級しか名乗ることを許されませんでした。それが1875年「平民苗字必称義務命令」が発せられ、全ての国民が苗字を名乗ることを義務付けられました。そこから、家系=苗字と言う習慣が出て来たわけです。姓名判断や家系図では、苗字は大切な情報の一部ですが、感相学では苗字はあまり気にしません。なぜなら、明治時代まで無かった苗字を鑑定したところで、統計学的にも浅いものとなってしまうことが明らかだからです。従って感相学では「名前」と言...
執筆者 西村 | 2025年02月14日 | カウンセリング
一代で、30万人近い人を雇用出来るような世界的な会社を作った松下幸之助氏でも、最初のスタートは3人からでした。また彼は、世界でもトップクラスの大企業になってからも「私に屋台のうどん屋やれと言うのであれば、日本一のうどん屋になってみせる!」と仰ったそうです。彼なら、努力して裸一貫から始めたうどん屋でも、きっと日本一にさせることでしょう。この話は「たとえゼロからのスタートでもなく、マイナスからスタートであっても、頑張ってみせる」と言う気概こそが、物事を成功させる上で大事なのだと言うことを教えてくれています。例え閑職追いやられても、また何か...
執筆者 西村 | 2025年02月11日 | カウンセリング
「身体は食べたもので創られ、心は聞いた言葉で創られる。そして未来は発する言葉で創られる。」と言う言葉がありますが、まさに真理だと思います。子供達は親の言葉の基に育ちます。「粗野な言葉を使う親の下で育った子供達は、粗暴になり易く、言葉遣いをきちんと教育された子供は、自制が効く子供になる。」と言う実験結果もある様に、子供達は親の言葉遣いで大きく変わります。映画「ミステリと言う勿れ」では「子どもの心は乾いていないコンクリートとようなもの。何を落としたかで、落としたものが形を造り、残ってしまう。」と言うようなセリフがありました。まさに言い得て...
執筆者 西村 | 2025年02月05日 | カウンセリング
誰にでも気分の落込みや高まりは、糾える縄のように、ジェットコースターのように巡ってきます。そのままにしておけば、アップダウンを繰り返すのが自分の心です。この心を、暴馬に例えた聖人がいたり、雲に例えた哲人もいました。お釈迦様は湖面に例えました。「心が波立っている時は、周りの景色が湖面に映らないくらいザワザワしている。しかし、そのザワザワが無くなると、湖面は鏡の様に周りの景色を映し出す。」この例えは「あなたの心が波立っている時には、自分の姿も、周りの人の姿も、本当の姿ではないから、その時に判断をするな。心の静けさを取り戻した時に、自分も他...