新エレサレム教会

新エレサレム教会

「新エレサレム教会」は18世紀にエマニュエル・スウェーデンボルグの信奉者により設立された教会です。天国と地獄について、かなり詳細で膨大な書籍を残したスウェーデンボルグの教えをキリスト教に取り入れた珍しい教会組織です。この教会が有名になったのは、ヘレンケラーが信仰していたためです。彼女は三重苦を背負いながらも、女性のハーバード大学と言われていたラドクリフ女子大(現在はハーバード大学に統合)を卒業されました。試験も点字で受けたのですが、点字の組み合わせが自分が習っていたヨーロッパ式と違って、アメリカ式で打たれていたので、読んでも分からなか...
認可保育所

認可保育所

許認可行政がずっと権限を持っている為に、根本的にこの国の経済を止めていると言うことが、何故わからないかが不思議です。例えば保育所問題。東京都でも他の地域でも「保育所が足りない」と問題になっていますが、認可させていない保育所にまで条件が付き、色々と調査が入るようです。ある方が保育所を新設したいと思い、役所に出向いたところ「内階段と外階段が設置されているか」とか「避難用の滑り台が必要だ」とか、とにかく細かいようです。民間企業であっても、市場原理が働く以上、安全性や内容に問題があったら、潰れて淘汰されていきます。許認可しなくても潰れるものは...
小さな政府

小さな政府

「小さな政府を目指す」とは、どう言うことかと言うと「本当に政府に必要不可欠な仕事に絞り込む」と言うことになり、「一年の予算が余ったら使い放題というスタイルをやめさせる」と言うことにもなります。「税金でお金はいくらでも入る。足りなければ増税すれば良い」と言うことだと、いつか国は破綻します。いくら税金を払っても増税されるので有れば、他の国に移り住みたくもなるでしょう。小さな政府を目指すなら「税金を使う優先度」も考えなくてはいけません。「税金があまり入って来ないなら、どの部分を後回しにするか」を考えなければなりません。国民は不況感と物価高で...
バラマキ財政

バラマキ財政

民主主義の欠点として、「政治家はポピュリズム(大衆迎合)になりやすい」という事が言えます。選挙で勝つ為には票が必要となり、票を集めるには人気者になるしかない、と言う形になり、大衆迎合に走り気味にならざるを得なくなります。そうした政治家が、官僚に指示して予算を決めて行いますから、当然「バラマキ財政」になり易くなります。「票を入れてやったのだから、メリットをくれ」と口を開けて選挙民が待ってますから、その口へ何かを持って行かなくてはいけなくなります。こうして民主主義は衆愚政治となって行きます。そうなると、選挙に行って投票しても、当選するのは...
色受想行識

色受想行識

般若心経の中にも出て来る「色受想行識」は、仏教の教えですが、これを平たく言うと「人間は五感を持って認識している」つまり「肉体や物質(色)を見て、それを受け止める感受性(受)があり、それについて思いを巡らせて(想)、行為をし(行)、その行為の結果について認識する(識)」と言うことです。「こうした五感を去ったところに本当の自己はある」と仏陀は説いたわけです。それが「意」であり、「意識」「意志」と言う「六感」になると言うことです。六感と言うと、視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚に加えての「超感覚」を指したりしますが、誰しも持っているものの筈ですが...
MMT理論

MMT理論

さすがに今でもMMT理論を推す人達は少ないかと思いますが、2019年辺りでは色んな政治団体が声高に「素晴らしい理論だ」と叫んでいました。しかし、この理論一見は難しそうに思いえますが、既に日本では江戸時代に行っていたと言ったら驚かれるでしょうか。そもそもMMT理論とは「自国通貨で出した国債ならば、インフレが起きていない状況の時には、いくら借金の為の国債を出しても潰れない」と言う理論なのです。江戸時代、武家が商家などに借金を作り、武士たちが苦しんだ時など(元禄の改鋳1695年、宝永の改鋳1706~11年、元文の改鋳1736年、文政の改鋳、...