自慢

自慢

「他人と比べて自分を評価する癖」がついてしまった人達にも、人それぞれの色々な物差しがあります。血筋や家系だったり、偏差値や学歴であったり、伴侶の美醜であったりと様々です。しかし、大多数の方はある部分では勝り、ある部分では劣ると言う様に、一長一短があるのが当たり前です。でも中には「自分がどんな分野であっても負けることは許せない!どんな事をしても勝ってやる!」と言う人達もいます。こう言う人達は「自分が優位に立って居ないと落ち着かない」いわゆる「天狗」達です。だから鼻もドンドン高くなるし、履いている下駄も高さが増していきます。ですので鼻も折...
信仰心

信仰心

「人間とその他の動物達との決定的違いは何か?」と言う質問をされたら、あなたはどの様にお答えしますか?「常に二足歩行で、新しい物を作る事が出来る」「言語を話す」「社会や組織を創る」とか、出て来る事でしょう。しかしながら、上記の事柄は他の動物達も行っている事が分かって来ております。ただそうした高度に進化した動物達であっても「目に見えないものに感謝やお祈りをする」と言う行為は出来ません。いや彼らからすると認識できないモノは、存在しないと言う事と等しいのです。しかし人間は、その目に見えない事柄に価値を見出します。愛とか勇気とか友情とか希望とか...
生産性

生産性

世の中にはたくさんの職業がありますが、現代は「生産性の低い」あるいは「全く無い」職業が増えていると言われております。例えば他人の財産を右から左へ移動するトレーダーや、人を心身を破壊する嗜好品やサービスを行っている職業とかが、それにあたるのかもしれません。具体的な職業名は差し障りがあるので避けますが、人を堕落せしめる職業と言うかサービスも存在します。しかしながら得てして、こうした職に携わっている人達は、お金や資産を持っていたりします。別に法律に触れるようなことをしている訳ではなければ「世の中に必要とされる会社は残り、そうでない会社は淘汰...
実力者

実力者

権力を持っている人達の中には「実力者を演じている」人達もいますが、大抵は見破られてしまいます。それは、その人の考え方が陰陽の両極端に偏り、バランスが良くない判断をするので分かります。(ただ経験年数を経ると、自分の心の中にある陰陽を上手にオブラートに包み隠す事もあるので厄介ではあります)真の実力者は、正反併せ呑むような度量があり、決断のバランスが非常に良い感じがします。例えばAさんBさんが異なる意見でぶつかっている時も、両方や言い分をよく聴き分け、どちらに肩入れするでもなく、第3の方法を提案したりします。彼らはちょっと視点を変える事が出...
貴族性

貴族性

私も若い頃は「遊んで暮らせたらどんなに良いか」と妄想に耽った事もありました。でも本当に遊んでいても、なに不自由なく暮らせたら「きっと退屈だろうな」と思ったりもしました。貴族の様に暮らせたら「きっと優雅でお金にあくせくしない生き方が出来るのだろう」と憧れたとしても、実際のところ貴族であっても仕事をしている方はシッカリと仕事こなしていました。「やはり人間は仕事をせずにはいられない」と言う遺伝子を持っているからかも知れません。容姿や才能に秀でた特性を持っている人達が、「自分は特別だ」と言う貴族性を持つ事は仕方がない事かもしれませんが、その神...
実績

実績

長年コツコツと努力した実績には燻し銀のような輝きが出てきます。しかし最近は、こうした輝きよりも「勢いで押してしまえ!」的な風潮が多く見受けられるように感じます。「日々の努力精進よりも、その場の雰囲気を制したものが牛耳る」ような感覚を持って、物事に対処する方も多く見られようになりました。昔からこう言う方々はある程度の割合でいらっしゃったかと思いますが、最近は「叱られるくらいなら粉飾してしまえば良い」と言う発想がそこに上塗りされ、かなり世の中を乱している気がします。こう言う人達に限って「泥臭く日々努力する人達」を疎ましく思うようです。でも...