最初の帝王学

最初の帝王学

大きな会社になると、取引先の子弟を入社させる様な事が多々あります。「あの人は、どこそこの取引先の社長の息子さんだから」とか「彼女は〇〇会社社長のお嬢さんで修行に来ている」とかで、社内にお触れが回ったりします。これも、受け入れ会社の方は、永続的な取引先を確保するために必要な事でもあり、子弟を送るお客側も「大会社の社員として帝王学を学ばせる。」と言う意味では有効はところもあり、両社の相違がなせる業と言えます。しかし、子弟たちは大抵は仕事をさせて貰えません。仕事で失敗してもキツく叱らないし、そもそも数年後くらいで辞めていく事は分かっているの...
記紀

記紀

記紀とは「古事記」「日本書紀」を総称して言うときの言葉です。「古事記」は稗田阿礼が神降して、シャーマンみたいになって言ったことを、太安麻呂という人が筆記して出来上がったということになっています。また「古事記」では天御中主が「日本の最初の神」となっています。「日本書紀」の方は、中国に届けようと思って漢文で書いたものなので、外交文書としてバカにされない様に作った部分があります。「日本書紀」では国之常立神が「日本最初の神」となっています。この2つが日本最古の正式な古文書とされていますが、果たして真相はどうなのか?と問われたならば、あまりに残...
切れ味が良い人

切れ味が良い人

世の中には、驚くほど頭が切れる人がいらっしゃいます。それは会社仕事の世界ばかりでなく、政治の世界にも、医療の世界にも、お笑いの世界にも居ます。彼らは自分自身で、その高い処理能力を自覚している人が殆どで、「そんなに切れるかなぁ」と口では言っているものの、謙遜して言っている場合が多い様にも見受けられます。もちろん、自分の頭の切れ味を鋭くするために努力して来たところもある筈なので、当たり前と言えば当たり前ですが、そういう人であっても信じられない「躓き」をする事もあります。例えば、周りの多く人が知っていることを自分だけが知らない時、頭の回転が...
武内宿禰と聖徳太子

武内宿禰と聖徳太子

武内宿禰は、戦前は有名な方で一円札の肖像にもなっていたので、当時の多くの日本国民が知っていました。しかし、戦後になると「伝説の人」になってしまったようです。現代の「歴史学」が、警察の鑑識が鑑定するような感じで、「文献を精査して本物か偽物かみたいなことをやる」とか言う傾向があり、武内宿禰も、一万円札の肖像だった聖徳太子も、肖像から姿を消すと「居なかった者」とされているようです。自国の歴史に誇りを持っている民族は、なかなか滅びないところがあります。例えばイスラエルみたいな国は、1948年に土地を貰って作った国家です。1900年間、祖国が無...
岡潔の歴史観

岡潔の歴史観

岡潔は、日本の歴史において、20世紀を代表する世界的な数学者です。彼は、多変数函数論における難問を解決し、文化勲章を受章するなど、数学の分野で多大な業績を残しました。また、数学者としてだけでなく、随筆『春宵十話』などで論理学と、日本的な情緒や情操教育の重要性を説き、日本人と世界に大きな影響を与えました。...
米国は日本をどう観るのか

米国は日本をどう観るのか

第二次世界大戦前には、米国は「日本人はインディアンと一緒だ。本当の高等宗教を知らない野蛮人だ。」と思っていたと言われてます。だから、かつてインディアンを滅ぼした様に、日本人も一掃しないとならないと考えた節が見受けられます。インディアンも信仰は持っていました。各部族により若干は異なりますが、大体は「太陽信仰」や「自然信仰」が多く、これらが日本神道に似ている為、米国は「日本人=インディアン」と捉えたのでしょう。インディアンの宗教には「教義」「教典」がありません。確かに、日本神道もインディアン信仰も、先祖代々、口伝で伝わってきた神々への儀式...