敗者

敗者

将棋でもボクシングでも野球でも、勝負ごとになるとどうしても勝者と敗者が出て来てしまいます。勝者の中には、敗者に対して露骨に辱める態度を取る人もおります。負けた相手に対して勝ち誇り侮辱する態度は、同じ人間として情けなく感じてしまいます。勝負の世界は、今日はたまたま自分が勝者となったけれど、明日はどうなるか分からない。だからこそ、勝っても驕らず、負けても落ち込まず、また新たに練習と努力精進していく中に、こうした勝負の意味があるのではないでしょうか。「勝負は時の運」と言う言葉は、すこし運に頼り過ぎで投げやりな感じはしますが、それでも「勝って...
縄文時代

縄文時代

縄文時代と言うと皆様は何を思い浮かべることでしょうか?「火焔型土器」「竪穴式住居」「原始人」最後の「原始人」は縄文時代に生きていた人達にとって失礼かもしれません。何故なら、縄文人は現代人でも作る事が難しいとされている火焔型土器を多数作成し、現代の道具をもってしても難しいと言われる翡翠の加工まで行っていたのですから、もはや原始人とは言い難い文化人でした。また、縄文人は平和主義者で人同士で殺しあう戦争は皆無だったと言われております。(出土した遺骨の状態から分かるそうです)そんな平和な時代が一万年以上も続いていたと言うのですから本当に驚きで...
幸福な人

幸福な人

真に幸福な人は、あまり自分ことを考えていないようです。どんな時も「あの人はどうなったかな?」「幸せに暮らしているかな?」などと他人のことばかり考えています。夜寝る時になってはじめて「今日、そう言えば自分のことは考えていなかったな」と思うような人は「幸せな人」です。「いやいや、自分のことを考えられないなんて、そっちの方が不幸せでしょ?」と言う言葉が返って来そうですが、実際自分のことばかり考えている人で「こころが穏やかな人」を私は見たことがありません。自分の幸せばかり一日中考えている人は、大抵はイライラしたり、焦っていたり、バタバタしてい...
問題児

問題児

どんな学校でも、どんな組織にも「問題児」或いは「問題になる人」と言う方は必ず居るものです。言ってみれば、他の方達からすると彼らは異端視扱いされる訳ですが、組織の成長において彼らは大きな役割を担う事もあります。こうした問題児は、他の人達と視点や行動が異なるため、マンネリ化した仕事内容やルールを一変させるような思わぬ良い結果をもたらす事もあります。良い結果をもたらさないようであれば、ただの異端児になってしまいますが、その組織にプラスとなる何かを残したとしたら、彼らは英雄扱いされるわけです。従って、組織に従順な人には決して出来ない「組織の壁...
出世

出世

出世する人の特徴を経験から集めてみました。他人を裁かない。協調の努力を怠らない。謙虚である。穏やかである。自己中心的にならない。感情のまま怒らない。過ぎた褒め言葉を言わない。仕事面において異性にも公平である。コネを使い過ぎない。勉強を毎日している。以上全て当てはまる人は、既に出世街道をまっしぐらに進んでいる事でしょう。もし、そうでない方がいらっしゃったら、健康面で不安や生活面での不摂生が、出世を遅らせているのだと思われます。人生は長いようで短いので、目指すべき人格をしっかりと頭に入れて、日々努力精進することが、自分の人生をより幸せにし...
武器

武器

若い方々には世の中で生きていく為に「人生を切り開いて行く武器」が必要です。それは語学であったり、知識であったり、芸術的才能であったりと人それぞれでしょうが、この武器は自分で努力して育てて行かなければ直ぐに使えないモノになってしまいます。かと言っても、その武器だけでは長い間ずっと人のお役に立てる人にはなれないようです。中年になって来たら、チームとしての成果や実績が問われる様になり「その人がいると仕事がし易いかどうか」が評価の基準となってきます。つまり個人的な能力よりも「組織をまとめる力」マネージメント能力を求められるようになります。人は...