感謝と愛

感謝と愛

感謝の気持ちを持つには「自分がどれだけ生かされているか」を知る事が必要です。人はどんなに強がっても自分一人で生きて行く事は難しい。無人島で強制的に独りで生活をさせられない限り、現実的にたった一人の力では生きて行く事は出来ないでしょう。また感謝した事がない人には愛が分からないでしょう。「人を愛した事がないと言う人」は「人に感謝した事がない」人とイコールかもしれません。或いは「人を愛したことがないと言う人」は、人と言わず、天地万物に感謝した事もないでしょう。感謝と愛とは表裏一体です。「自らが多くのものを与えられる生かされている」と言うこと...
正語

正語

「しょうご」と読みますが、仏教における反省行の一つです。「間違ったことを他人に伝えていないか」「嘘をついて他人を騙していないか」「過度な御世辞を使って惑わしていないか」「他人の悪口、陰口を言っていないか」「二枚舌を使う様に、その場限りの逃げの言葉を使っていないか」など、お釈迦様は言葉に関する戒めを説いておりました。言葉はそれ自体で人を幸せにする事も出来れば、不幸のドン底に落とす事も可能です。だからこそ、自分の発した言葉には責任が伴います。もちろん、メールやコメントなど文章でも同じです。誹謗中傷の特定の個人を刺すような文書は、受け取った...
積極的反省

積極的反省

反省と言うと「自分が言ったこと、行なったことに対して間違いはなかったか?」「自分の言動で他人を傷つけてしまわなかった?」など、どちらかと言えば消極的な反省のことを言っているかと思います。もちろん自分を磨き、周りの人達との調和を保つ為には、こうした消極的反省もとても大切ですが、その上の反省が存在することはなかなかご存じの方は少ないように思います。「社会や組織に対して、自分は機会があった筈だったのに成し得なかった」「こう言う思いを出すことが出来たのに出すことを躊躇ってしまった」「あのチャンスにこう言うことが出来たのに行動を起こすことをしな...
心の有段者

心の有段者

私達は日々、心があっちこっち絶えず揺れ動いております。まるで壊れた天秤のように。神様の目から見れば、私他の心が天国的な方に傾いているのか、地獄的な方に傾いているのかははっきりと見えているのでしょうね。その心の天秤と言う奴は、愛と言う分銅があれば天国に傾き、執着と言う分銅が沢山あれば地獄の方に傾いて行くようです。執着の重りを自分で取り去ることが出来れば良いのですが、なかなか簡単に取り除くことが出来ないと言うのが現状です。それならば、その重りを分銅を周りにいる人達が取り去ってあげれば良い。執着で、嫉妬心で、重く頑なになった心を軽くしてあげ...
運命論

運命論

「人の幸、不幸は運命で決まっている」と言うのが運命論ですが、果たして本当に生まれる前からその人の人生は決まっているのでしょうか?私は他人に「運命ってあるの?」と聞かれたときには「半分あって、半分ない」と変な答え方をします。自分で決めてきた「人生計画」はある筈なので「半分はあり」でも、残り半分は未確定要素があり「自分の努力次第」だと思っています。自分が何の努力もせずに、人生計画で将来大金持ちになると決めてきたから、大金持ちになれるとしたら多くの人が大金持ちになっていることでしょう。でもそうはなっていない。努力を惜しむ者はそれなりになって...
視点

視点

私は4度ほど命の危険に遭遇した事があります。何の自慢にもなりませんが、それほど命を大切にしない愚か者だったと言うことですね。w何度か死にかけた私のような者から世の中を見ると「なんでこんなにも不自由そうに生きているのだろう。」と思う人達が結構います。見えない何かに縛られて、しかも自分自身で絡まれに行っているような…生活を送って「生きてることがつまらない」と嘆いています。当然、私も日本国憲法にも社会的なルールにも縛られていますが「死ぬ気になれば、こんなモノいつでも捨ててやる!」そんな気持ちがあるので心はいつも自由です。本来はもっと能力や才...