執筆者 西村 | 2024年11月07日 | 雑記帳
日本では古来から「農事暦」と言う「月の星座」を示した暦を使用していました。これは、一年を12星座にあてはめる太陽星座に対して、ひと月に12星座をあてはめたものです。2〜3日が一つの星座にあたります。月は潮の満ち引きを作り出し、海の流れを活発にします。と同時に70%が水分で出来ている私達人間に対しても大きな影響を与えます。満月の夜には出産率が高くなることはよく知られています。英語で狂気を意味する言葉「ルナティックLunatic」は月を表すラテン語のルナから来ているように、満月は人間を興奮させるようです。マヤ暦では7月26日から新年が始ま...
執筆者 西村 | 2024年11月02日 | 雑記帳
今の多くの科学者は、見えざるもの、神の存在を信じようとしないどころか否定する事で、自分が科学者である事を証明しようとします。宗教者は、唯物的な事を否定する事で、神の存在を絶対的なものへと昇華しようと躍起になります。しかし、お互いにお互いの主張を声高に叫べば叫ぶほど、平行線を辿り接点は遠くなっていきます。アインシュタインは「宗教抜きの科学は足が不自由も同然であり、科学抜きの宗教は目が不自由も同然である。」と言い残しました。ニュートンもガリレオもコペルニクスもメンデルも多くの優秀な科学者は信仰深い人が多かった事も事実です。もはや科学と宗教...
執筆者 西村 | 2024年11月01日 | 雑記帳
最近ではあまり使わないかと思いますが、ドラマとかで「首を洗って待っておけ!」なんてセリフを皆様は聞いた事がありますか?昔の人は「ここは大切なポイントだから身体を清めて対処しよう!」と、行水やお風呂に入ってから物事の準備をしたそうです。「首を洗う」については諸説ありますが「これから首を落としに行くから綺麗にしておけ。」という説が有力です。でも本当は「人にとって大切な首を洗うことで、身体と心を清める。」事にあるそうです。「首」の近くには、人にとって大切な箇所があります。首の上には顔があり、手首の上には手があり、足首の下には足がある。顔、手...
執筆者 西村 | 2024年10月29日 | 雑記帳
糸川英夫博士は、東大生産技術研究所でロケットの研究に従事し、1955(昭和30)年に日本初の固体燃料ロケット「ペンシルロケット」の発射実験に成功させました。1964(昭和39)年東大宇宙航空研究所に移り、各種ロケットの開発を行い「日本宇宙工学の父」と呼ばれた人物です。有名な科学者である糸川博士は、聖書の勉強会を開いていたことでも有名です。彼にとって科学と宗教は相反するものではなく融合するものであると考えていたようです。博士は宗教の必要性として以下の3つをあげておりました。一つは「目に見えない世界への知的好奇心と探究心」です。この好奇心...
執筆者 西村 | 2024年10月28日 | 雑記帳
日本では「頭をポンポンする」「頭を撫でる」行為は、その人を褒めてあげたい時の愛情表現とされています。ところが同じアジアの国々では、頭を触ることすら御法度と言うところもあるようです。タイやインドネシア、インド、シンガポール、マレーシアやベトナムなど多くの国々でやってはいけない事の一つとされています。なぜ同じアジアの国で、同じ行為がこうも意味合いが違って来るのか…少なくとも近い地域の民族は、同じような習慣や伝統を持つことが世界の常識でありますが、こと日本に限ってはこの常識には当てはまらない独自の習慣や伝統を引き継いでいるのです。頭を撫でる...
執筆者 西村 | 2024年10月24日 | 雑記帳
日本を代表する小説家、司馬遼太郎氏が歴史小説を書き始めたキッカケがとても素晴らしいと思いました。司馬氏が従軍していたある日、彼は日本軍の戦車をヤスリで削ってみたそうです。そしたら、簡単に戦車に傷がつきました。その時彼は「こんな戦車を作っているようでは日本軍は必ず負ける。」と確信したそうです。その後司馬さんが上官にこんな質問をします。「空襲から逃れて東京からやってくる民間人と、東京へ向かう我々戦車部隊が街道で鉢合わせしたらどうしますか?」上官は暫く考えて「ひき殺して進め」と言ったそうです。この一言で司馬氏は軍部への不信感を決定的なものに...