働く人

働く人

誰もがやらない、誰もがやりたがらない仕事を誰かがやってくれているから、社会は回っています。皆んなに褒められ、皆んなに感謝され、お金が集まってくる人を羨ましがるのは仕方がないけれど、その人が自分のことばかり考えている人ならば、本当の意味での感謝の気持ちは集まって来ないでしょう。世の中には一見、カッコ悪くて、汚くて、誰も引き受けない、誰もやろうとしない…そんな仕事が沢山あります。でもその仕事を、ただただ黙ってし続ける人こそ「働く人」なのではないかと思います。時にはみっともないと馬鹿にされ、時には汚いと罵られようとも、誰かがやらなければなら...
悲しみ

悲しみ

人間生きていれば数多くの悲しみに出会います。悲しい出来事を好き好んで選ぶ人はいないかと思いますが、こちらが求めようと求めまいとやって来てしまうものです。悲しい出来事が起きた時に、大きく分けて二つの反応があるかと思います。一つは、悲しみに苦しみ悩み、自己憐憫に陥り、時には腹を立てて怒りをあらわにする人。もう一つは、どうしてこんなに悲しいのか内省し、自分を鍛えてくれる砥石のような存在だと捉え、自分の内側にある途方もない力に気付く人。悲しみに効用があるとするならば、後者の人のような気持ちに成らなければ、得られることはないでしょう。そして、悲...
人の一生

人の一生

人の一生は水から始まり、水で終わります。私たちは誰でも、生まれてくる前にお母さんのお腹の中の羊水で過ごします。羊水の成分は海水によく似ています。その羊水の中で最初はえら呼吸して、人間へと成長して行きます。まるで進化の過程を辿るように、魚類から両生類、爬虫類、哺乳類へと成長して行きます。また日本では亡くなる時には「末期の水」と言って、菊の葉や綿に水を含ませて、亡くなった方の口元を湿らせます。このしきたりには「なんとかもう一度、この命の水で生命を蘇らせて欲しい。」という切なる願いが込められているそうです。そっと水を口元に与えることで、水の...
秋

お彼岸になると、既に亡くなられた御先祖をお迎えするために、迎え火を用意したりします。またこの時期は、農作物収穫の感謝の祈りを込めて、お祭りも開催されたりもします。いよいよ秋が近づいて来た感があり、有り難いような物悲しさを感じたりもします。それは冬が来る事を思ってしまうからなのかも知れません。私は元来寒いのは苦手なので、冬があまり好きではありません。一時期新潟に住んでいたにも関わらず、スキーなどのウインタースポーツはやる気が起きませんでした。「何故わざわざ寒い郊外に出て、冷たい思いをしてまで、汗をかかなければならないのか」理解出来ません...
E=mc2

E=mc2

エネルギーは質量と光速度の2乗の積に等しい。...
エネルギー

エネルギー

「なぜそれは起こるのか」と言う書籍の中で、シェルドレイク博士の理論が紹介されています。彼は私たちにメッセージを送ってくれました。「私たちの命は見えないエネルギーの働きによって生かされています。ですから、この事に気づき、周りの人のことや、あなたの周囲でいま何が起こっているのかに注意を払って欲しいのです。これはとても大切なことです。「見る」と言うのは影響を与えると言うことですから、皆さんはこの事に気付いてはいますが、実行しないだけなのです。家庭では、親が子供に注意を払っています。これと全く同じことなのです。」つまり彼は「物事に注意を払う=...