カルマ

カルマ

「カルマ」とは仏教で言う「業」の事を言い、「魂の傾向性」や「解決すべき人生課題」を指します。このカルマは誰にでもあり、そのカルマと対決している時こそ人生における最大の試練であると言えるでしょう。その試練の中にある人は、心がざわつき、防御するモノも無くむき出し状態となり、無力で溺れそうな状態です。しかし、そうした試練の時こそ、その方にとっての「人生における成長するチャンス」を与えられているようです。だからと言って苦難礼賛をするつもりはありませんが、苦難困難もチャンスと見れれば、人生は常勝しかなくなります。...
愛と情熱

愛と情熱

「愛と情熱」どちらも燃え上がりそうなイメージがありますね。どちらも、その念いによって大きな炎の様になってしまうこともあります。その炎が時には良い結果を産む場合もあるし、時には周りの人達を焦がしてしまう時もあります。周りの人達に被害が及ぶ炎とは「派手さ」から来る様に思います。「派手さ」の行為の中には「自分への見返りを求める」想いがあるようです。「私はこんなに素晴らしい事をしています」「私は多くの人を幸せにしようとこんなに努力をしています」等と目立つようなパフォーマンスを繰り返すようになって行きます。でも本来の愛と情熱は別次元のところにあ...
忍耐

忍耐

若くて優秀な人ほど性急です。急ぎ、焦ります。それ故に色んな所にぶつかります。そして傷つきます。彼らを本当に磨いて行くものは何かと言うと、それは「忍耐」だと私は思います。忍耐をした人はどうなるかと言うと、他人に対して優しくなれます。性急に成功を求めて、それが得られた人達はみんな鼻高々の自慢好きな天狗になって行きます。成功までの間の忍耐の期間が長い人は「いぶし銀」の様な光があります。そう言う人達と交流していても疲れませんし、居心地がとても良い。それは彼らが本当の優しさを、身をもって知っているからなのではないでしょうか。「忍耐は寛容を産み、...
凡人

凡人

『「自分は凡人だ」と思う人に凡人は居ない!』と言いますが本当にその通りだと思います。凡人だと思うからこそ、努力を惜しみません。凡人だと思うからこそ、人に対して優しく謙虚になれます。例え秀才でなかったとしても、例え初めて学ぶことであったとしても、3年間ずっと努力した人は、それなりの結果が付いてくると言います。10年間努力精進し続ければ、身体と魂に習得したことが薫習されると言います。コツコツと努力することこそが、人間形成の王道だと言うことなのでしょう。...
一日一生

一日一生

朝起きて「今日という日を私に下さって有り難うございます。」と感謝できる人は、きっと今日という日を無駄に生きる事はないでしょう。また今日が終わり就寝する時に「今日という一日を充分に生きる事が出来たかどうか」を反省する人は、明日という日もきっと大切に生きることが出来るでしょう。こうした毎日を送ることで、一日一日が輝いてきます。そうした輝く日々が何年、何十年と続くと、人生そのものが光輝いてきます。このような一日一生の想いで毎日を送っている人とお逢いした時に、私は「あなたと出逢えて本当に良かった」と心の底から感動してしまいます。...
自分の周りの人々

自分の周りの人々

世界中には80億人もの人達がいるのに、その中の数十人と言う限られた特定の人だけが、家族であったり、友人知人になったり、親しい間柄になったりしています。なんと有り難いことでしょう。また、なんて奇跡的なことでしょう。きっと生まれる国や地域が変われば、決して巡り会わなかったであろう人達に囲まれて、こうして生活が出来ているのは、本当に奇跡以外の何ものでもないでしょう。その事に私達は感謝しているでしょうか。周りにいる人たちを心の底から愛おしく思っているでしょうか。多くの人達に支えられて自分が生きていられる事を考えれば考えるほど、涙が出るほど有り...